アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ハナキリン - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 22:21:37 | みんなの花図鑑

テイキンサクラに つづけて、氷見市海浜植物園で出会った
トウダイグサ科の ハナキリン。
中央に並んだ より赤く大きめの花が 雄性期の杯状花序。
周囲の やや淡く、一回り小さめの花序が 雌性期の杯状花序。



ピンクの花弁のように見えるのが、
杯(カップ)といって 苞葉、つまり葉の変態したもの。



花の中心の シベの回りの 分厚いくちびる様のものは
蜜腺。


テイキンザクラ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 20:07:44 | みんなの花図鑑

別名「ヤトロファ・インテゲリマ」。
だが、これは 学名 Jatropha integerrima をカタカナにしたものなので 覚えにくい。
やはり、テイキンザクラ(提琴桜)のほうを覚えることにする。
テイキンザクラ の「テイキン(提琴)」とは バイオリンのことだそうで、
これは 葉がバイオリンを連想させることによる。(wiki)



テイキン は良しとして、
しかし、なぜ サクラ なのか?!
この花の どこが サクラに似てるというのか!



テイキンザクラは サクラの仲間ではない。
杯状花序で有名な トウダイグサ科なのだ。



太平洋戦争時、南方へ出兵された日本兵が、
本種を見て桜を連想し、ナンヨウ「サクラ」と
呼んでいたが、既にその名は他の植物に
用いられていたため、テイキン「ザクラ」と
なったという話があります。(GKZ植物事典・テイキンザクラ)


上とよく似た話を私も体験したことがある。
仕事で ミャンマーに行ったとき、仕事相手の
ミャンマー人(日本に留学していたことがある)から
「きょうはミャンマーの桜を見せてあげよう」
と連れて行ってもらったことがある。
そこで見たものは 私に言わせれば ヤマブキを
白花にしたような木で、内心「どこが?!」
と思ったものだが、サクラのない土地で
桜を懐かしもうとしたら、この木になるのかな?
と思った。



しかしこの花、トウダイグサ科 ということは
この花弁のように見えるものも、花弁ではなく
杯状花序の杯(カップ)なのかもしれない。
こうして横からみると、
シベの高いのは バラ科のサクラというより
アオイ科のハイビスカスの仲間のようだ。

(追記 2018-09-30)
テイキンザクラの花弁のようにみえるものは
杯状花序の<杯>かもしれない、の件。
実は、氷見市海浜植物園に お尋ねしていたのです。
今日、明解な 回答いただきました \(^o^)/
要点部分を そのまま 転記させていただきます↓

「トウダイグサ科の中でも「ハナキリン」や「ポインセチア」などの
ユーフォルビア(トウダイグサ)属は、特有な杯状(椀状)花序を
形成ますが、「テイキンザクラ」(図鑑などによってはナンヨウザクラ)や
「サンゴアブラギリ」などのヤトロファ(ナンヨウアブラギリ)属は、
花弁と萼が各5個ある単性花で、集散花序となります。

したがって、同じトウダイグサ科の植物であっても別属のため、
杯(カップ)に相当するものではなく、「テイキンザクラ」は
花弁ということになります。」

氷見市海浜植物園 関谷さま
ありがとうございました m(_ _)m

ゴールデン・シャワー - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 10:20:29 | みんなの花図鑑

逆光で よく分からないのですが、黄色のキレイな花です。
例によって 「ゴールデン・シャワー」で検索すると、
「ナンバンサイカチ」と
「ゴールデン・シャワー・ツリー」がヒットします。



花をよく見るために、
これは フラッシュを焚いて(←死語?)撮ってみたものです。
マメ科の木です。
花弁の中央から 長い雌しべと雄しべが伸びています。
このマメ科の花、どこかで見たことがありますよね



学名 Cassia fistula をみて、分かりました!
そう、カッシア の仲間だったのです。

(参考)
カッシア・コリンボサ(Cassia corymbosa)



カワラケツメイ属の 花は 特徴的で、
とてもよく似た特徴を持ってます。

ハネセンナ Cassia alata
コバノセンナ Cassia coluteoides
ゴールデンシャワーツリー Cassia fistula
カワラケツメイ Cassia mimosoides subsp. nomame


ゴレンシ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 09:45:08 | みんなの花図鑑

いかにも熱帯の花といった風情で、花を観賞するのかと思いきや
「ゴレンシ」で ググると wikiの「スターフルーツ」の項が
トップに出てきます。
(花のアップを撮ろうと 近づきすぎて
写真は どれもみなピントオーバーしています m(_ _)m)



wiki に いわく「和名は五歛子(ごれんし)。独特の形をした果実を食用にする。」



さらにいわく
「和名も英名も、由来は果実の横断面が五稜星型をしているところからきている」



ゴレンシと聞いたとき、インドネシアや
マレーシアの ゴレン(炒めた、焼いた)
という言葉を思い出しました。
ナシ・ゴレンは チャーハン(焼飯)、
ミー・ゴレンは 焼きそば。
で、ゴレンシーは 焼けた花の色なのかな?などと (T△T)
日本語だったんですね...


サンタンカ - 氷見市海浜植物園

2018-09-29 09:25:44 | みんなの花図鑑

いかにも南国の花といった風情のサンタンカ(山丹花)は
熱帯アジア原産で・・・



デイゴ、オオゴチョウとともに沖縄県の三大名花とされています。
(・・・と 看板に書いてありました^^)



花の色とかたち から サンタンカ・コッキネアという品種と思います。


(参考)
▼今年の6月 愛知県のデンパークで撮ったサンタンカです

 色がすこし淡いです。