田んぼの畦に咲いていた ツユクサ ですが、
脱色したような 白っぽい花弁のツユクサです。
遺伝子レベルでの変種ということですが、
花の付き方は 青色のツユクサと
何ら変わりがないように見えます。
花序は 葉に似た1個の苞につつまれた
さそり形花序 (扇状集散花序) につく。(三河 野草観察)
どの花にも 3種類の雄しべがついています。
その一番上の 雄しべ(3個ある)は ギリシャ文字の
π (パイ) の字のようなかたちをしています。
一般には X字形雄しべと呼ばれ、生殖能力がないので
仮雄しべと呼ばれています。
両脇に橙色の小さな突起があります。
ここには粒々がついていて、たぶん、
これが花粉様の粒子を含む葯の名残りなのでしょう。
中間にある やや長い雄しべは Y字形雄しべと呼ばれ、
上のX字形仮雄しべと 一番下の完全雄しべとの
中間的な存在です。
一番下に長く伸びている2個の雄しべが
雄しべ本来の機能を果たすと考えられている
O字形雄しべです。
それぞれ形状がちがって面白いですね。

シソ科シソ属のシソ です。(くどい (T_T))
花の白いのが 青じそ でしょうか。
葉は 大葉 ですね。
青じその開花しかけた花穂は「花穂じそ」と呼ばれ、
葉と同じく刺身のあしらいに。

シソ畑の 大部分はこちらの アカジソ(赤紫蘇) です。
主に梅干しや紅しょうがの着色、漬け物などの加工品に利用されます。

かわいいミツバチが来ていました。

ミツバチくらいがシソの花には ちょうどいい大きさに思えるが・・・

実際には 大型のハチも来ている (◞‸◟)

畑のシソ、ふつうにみると、こんな感じ。
バックは 稲田。

チョウジタデが出たので、仲間の ヒレタゴボウも。

こちらのほうが 花はずっと大きい。

花が萎むときに 橙色に変わります。
ツキミソウの仲間みたい。

蕚の中に子房があり、蕚とともに 膨らんでいきます。

蒴果は長さ10~20㎜、4稜形、
先に大きな4個の萼片が残る。(三河 植物観察)