アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

メタセコイアなど黄葉 - クイズもあります(^^)/

2020-11-11 17:02:25 | みんなの花図鑑
愛知県緑化センターの紅葉、こんどは 黄色く紅葉していた樹を集めてみました(一部例外もあります)。


メタセコイア

背の高さでは、メタセコイアが一番ではないでしょうか?
下に人が写っています。



これは第1駐車場のメタセコイアですが、芝生広場の入り口にも背の高いメタセコイアがあります。



杉の仲間です(裸子植物門マツ綱マツ目スギ科メタセコイア属)。別名 アケボノスギです。



次に掲げる ラクウショウと比較するため、葉の様子を示しておきます。




ラクウショウ

落羽松もスギの仲間(スギ科 ヌマスギ属)です。別名ヌマスギの名の通り、よく池や沼など水辺に植えられています。


そういえば、前掲のメタセコイアの もう一つの別名が ヌマスギモドキ でした。


葉だけ見るとメタセコイアととてもよく似ています。でも 簡単に見分ける方法があります。


ワンポイント

ラクウショウは細かな葉が、細い枝から互い違いに生えています。「互生」です。
一方、前掲のメタセコイアは一箇所から対になって生えています。「対生」です。



イチョウ

第1駐車場の大銀杏です。ただ、この時刻になってくると空は白い雲で覆われてしまいました。


そんなわけで、キラキラ輝いていませんが、背が高いので圧倒されます。



スズカケノキ

スズカケノキ(鈴掛の木、篠懸の木)は よくプラタナスの名で呼ばれます。


スズカケノキは学名を Platanus orientalis といいます。ですから 属名をとって 「プラタナス」なのは間違いないのですが・・・



日本の街路樹などに使われているプラタナスは 本種とは異なる モミジバスズカケノキ(学名: Platanus x acerifolia)であることが多いのです。モミジバスズカケノキはスズカケノキとアメリカスズカケノキとの交配種とされています。
まあ、区別つかないですが(ToT)

先を急ぎます (´v_v`)



センダン

背の高いセンダンです。



名前が分かりません

何となく ケヤキかなと思いながら、名前を確認してきませんでした。


でも、ケヤキではないようですね。 次をご覧ください




ケヤキ (柳川瀬公園)

別のところで撮ったケヤキがあったので、参考までにアップしておきます。



これは 花の時から観察しているから ケヤキ に間違いないです。



同じケヤキでも株により ぐっと赤っぽく紅葉するケヤキもあります




最後に、クイズです

黄葉ではないのですが、こんな木がありました。なんの木でしょう?

蒼穹に 白い枯れ木が伸びているように見えます


同じ木を今度は ポートレート画面で。。。

さあて、何でしょう?


答えは 下の樹名板を見てください (^^)/

ウルシの仲間でなく ニガキの仲間なのでかぶれることはありません。庭にも植えられるウルシの葉に似た木ということで「ニワウルシ」とつけられたようです。
ニワウルシは別名「シンジュ(神樹)」といいます。英名の「Tree of Heaven」の訳からのようです。
ニワウルシの翼果は白っぽいのですが、この木は枝まで白っぽく見えます。でも枯れてはいないようです。

白く見えるのは、光の加減でしょうか



モミジという名のカエデなど - 緑化センター

2020-11-11 10:46:56 | みんなの花図鑑
愛知県緑化センターに久しぶりに行ってきました。紅葉した木をたくさん撮ったので、とりあえず 赤く紅葉(というのも変な言い方ですが)した木をまとめてみます。

カエデ (モミジを含む)

最初の3枚は オオモミジ の樹名板がありました。


植物分類上ではカエデとモミジは区別はしません。
植物学的にはモミジもカエデも「カエデ」と言い、どちらも分類上カエデ科のカエデ属の植物です。



園芸や盆栽のほうでは、イロハモミジ、ヤマモミジ、オオモミジなど 葉が5つ以上に切れ込んで掌状のものをモミジと呼び、それ以外のトウカエデのように切れ込みが3つなどのものをカエデと呼んでいるようです。




ここからは樹名板が無いので 種類が分かりません。



イロハモミジでしょうか。





トウカエデ

背の高いトウカエデです。



トウカエデの葉は 浅く3裂しています。





モミジバフウ

葉が5裂して モミジの葉のようなので モミジバフウといいます。


別名を アメリカフウ といいます。


同じフウ属の フウ(別名 タイワンフウ)の葉は トウカエデの葉のように浅く3裂しています。






下に落ちていた 葉と果実。




ハナノキ

カエデ科カエデ属の落葉高木。


日本固有の自生種で、「久しく知られることなく、明治末年、岐阜県恵那郡坂本村(現・中津川市)に自生していることが発見され、その後県内で自生しているのを発見された。岐阜県中津川市坂下(椛の湖の北岸の湿地帯)岐阜県土岐市(白山神社 (土岐市泉中窯町))や滋賀県愛知郡湖東町(現・東近江市)南花沢のものが有名である。」(wiki「ハナノキ」)


真っ赤な花を付けます。名前もこの赤い花から。





ピンオーク

「ピンオークは葉の裂片の間の裂欠がU型に開いた葉を持つオークとして知られ、スカーレットオークの閉じ気味のC型の裂欠と比較対照される。」(出典ブログ閉鎖)


ピンは牧場の杭のことで,「材が杭に使われる」ことに由来し,オークは「樫(カシ)またはブナ科コナラ属の高木の総称」を意味している。(徳島県の樹木「ピンオークのどんぐり」)



ピンオークのどんぐりは,女性に人気がありそうなかわいさいっぱいのどんぐりだと感じている。(同上)






ナンキンハゼ







以上、紅葉した背の高い木ばかりでした。
次回は 黄葉した木を取り上げる予定です。