アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

モミジバフウ、イタヤカエデ - もみじ葉の紅葉

2020-11-16 17:38:19 | みんなの花図鑑

モミジバフウ (安城デンパークにて)

モミジバフウは フウ科(クロンキスト体系ではマンサク科)フウ属の落葉高木。
フウは漢字で「楓」と書きます。




モミジバフウ(紅葉葉楓)はアメリカフウとも呼ばれます。
フウ属には2種類あります。
「フウ属には葉の形からモミジバフウ(5-7裂)とサンカクバフウ(3裂)がある。前者はアメリカフウ(北米・中南米原産)、後者は単にフウ(中国・台湾原産)、タイワンフウとも呼ばれる。」(wiki「モミジバフウ」)




モミジと違い グラデーションが美しいです。




「フウは「楓」と書かれるが、カエデはムクロジ目に属し翼果をつけるのに対し、フウ属は雌花の花序が球形で垂れ下がるので区別できる。」



木によっては イガイガの果実が鈴なりの木もあります。(デンパーク地ビール館横)



蒴果がたくさん集まった集合果で、穴から翼の付いた種子をばらまくところはカエデの翼果と似ています。




陽が当たるときらきら光ります。




手前の 十月桜にピントが合ってますが、背景は モミジバフウの紅葉です。





イタヤカエデ(安城デンパークにて)

イタヤカエデは ムクロジ科カエデ属の落葉高木。「大きな五角形の葉が空を覆う様子を、板葺きの屋根に見立ててイタヤカエデと名付けられた。」(庭木図鑑 植木ペディア > イタヤカエデ)



「秋に葉が黄色くなるカエデの代表だが、別名「トキワカエデ(常磐楓)」のとおり基本的には秋季も緑色の葉を保ち、落葉直前のみ黄葉(稀に紅葉)する。」(同上)



ピンオーク、アカガシワ - ブナ科の紅葉

2020-11-16 09:30:36 | みんなの花図鑑
「○○オーク」と呼ばれる種類の木の紅葉を眺めてみます。すべて安城デンパークにあった木です。

ピンオーク

ピンオークは 一名アメリカガシワとも呼ばれる、ブナ科コナラ属の木。



葉の深い切れ込みが特徴的です。



深い切れ込みは次に掲げるスカーレットオークも同様です。



2種を比べた場合、ピンオークは葉の裂片の間の裂欠がU型に開いているとされます。
(スカーレットオークの葉のほうは 閉じ気味のC型の裂欠とされています。)











スカーレットオーク

スカーレットオークは 上のピンオークと葉や若木の形態が似ているために、よく混同されます。



スカーレットオークは葉の裂片の間の裂欠(中間のくぼみ)がC型となった葉を持つオークとして知られます。



しかしながら、葉の裂欠はその深さ、幅に関して非常に変異の幅が広く、同じ固体でも変異している場合があります。





アカガシワ

アカガシワは レッドオークとか アカナラとも呼ばれるブナ科の落葉高木です。



アカガシワをネットで画像検索すると、上に見たピンオークより切れ込みが鋭角な感じですが、実際は 葉だけ見るとピンオークと区別できません。
この木は 上の二つと別のところにあったので、樹名板に従って アカガシワとしました。





ウィローオーク

ブナ科コナラ属ですが、 前の3つと比べて 葉が全然違います。



ヤナギの葉に似ているので、別名 ヤナギバナラ。



どんぐりが生っていました。