「似たもの同士」シリーズ、「カエデとモミジ」で最後にしようと思いましたが、クリスマスの飾りをつけるクリスマス・ホーリーのことで誤解とか混同があるようなので、急遽 シリーズに追加しました (^^)/
クリスマスのころになると、「クリスマス・ホーリー」と称して上の2つが店先に並びます。両方とも 葉の周縁に棘があって そこが「ヒイラギ」に似ています。でも上の2つとも モチノキの仲間で「ヒイラギ(モクセイ科)」とは全然種類が違います。
左は シナヒイラギ(モチ)、別名 チャイニーズ・ホーリー。
右は アメリカヒイラギ(モチ)、別名 アメリカン・ホーリー。
別名に出てくる「ホーリー」というのは holly すなわち 「モチノキ」のことで、Holy(聖なる)とは発音が違います。
実は もう一種類ホーリーがあって、その名を セイヨウヒイラギ(モチ)、別名 クリスマス・ホーリー といいます。
●クリスマスの飾りを付けるモチノキならば、みな「クリスマスホーリー」なのでしょうが・・・
ヨーロッパでは セイヨウヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、
アメリカでは アメリカヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、
東洋では シナヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、流通しているようです。
●セイヨウ > アメリカ > シナ の順で ヒイラギの葉に似ています。
●シナ > アメリカ > セイヨウ の順で 流通しています。つまり 日本で ホーリーといったら シナヒイラギモチがほとんどなのです。
シナヒイラギ(モチ)
単に「ヒイラギモチ」とも。
シナヒイラギモチと言えばいいものを 端折って? シナヒイラギ で終わっちゃうから ヒイラギの仲間と間違えられます。
ヒイラギモチ(シナヒイラギ、チャイニーズ・ホーリー)の葉は四角張っているのが特徴。
ヒイラギの名が入るけれど、アメリカヒイラギ(モチ)や セイヨウヒイラギ(モチ)の葉ほどは ヒイラギに似ていません。
別名 チャイニーズ・ホーリー。
モチノキ科の証拠に 赤いモチノキそっくりの実が生ります。言うなれば、モチノキとは 葉が違うだけ、とも (^_-)-☆
日本でクリスマスのころ出回るクリスマスホーリーは この チャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)がほとんどです。
学名Ilex cornuta (Ilexはモチノキ科、cornuta は四角張っている、角が尖っているの意)。葉の特徴を種小名にしています。
アメリカヒイラギ(モチ)
アメリカヒイラギはアメリカに多いヒイラギモチ。葉のかたちは シナヒイラギモチよりよほど ヒイラギに似ています。
あまり呼ばれないけれど、別名アメリカンホーリー。英名も American holly。
葉の大きさも チャイニーズ・ホーリーよりやや小さめ。ヒイラギの葉により近いです。
学名は Ilex opaca。
アメリカヒイラギ(モチ)は 北アメリカ東部から北部を原産地とするモチノキ科の常緑樹です。
セイヨウヒイラギとよく似ていますが、アメリカには本来セイヨウヒイラギがなく、本種をクリスマス飾りとして代用しています。
クリスマスのころになると、「クリスマス・ホーリー」と称して上の2つが店先に並びます。両方とも 葉の周縁に棘があって そこが「ヒイラギ」に似ています。でも上の2つとも モチノキの仲間で「ヒイラギ(モクセイ科)」とは全然種類が違います。
左は シナヒイラギ(モチ)、別名 チャイニーズ・ホーリー。
右は アメリカヒイラギ(モチ)、別名 アメリカン・ホーリー。
別名に出てくる「ホーリー」というのは holly すなわち 「モチノキ」のことで、Holy(聖なる)とは発音が違います。
実は もう一種類ホーリーがあって、その名を セイヨウヒイラギ(モチ)、別名 クリスマス・ホーリー といいます。
●クリスマスの飾りを付けるモチノキならば、みな「クリスマスホーリー」なのでしょうが・・・
ヨーロッパでは セイヨウヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、
アメリカでは アメリカヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、
東洋では シナヒイラギ(モチ)が クリスマスホーリーとして、流通しているようです。
●セイヨウ > アメリカ > シナ の順で ヒイラギの葉に似ています。
●シナ > アメリカ > セイヨウ の順で 流通しています。つまり 日本で ホーリーといったら シナヒイラギモチがほとんどなのです。
シナヒイラギ(モチ)
単に「ヒイラギモチ」とも。
シナヒイラギモチと言えばいいものを 端折って? シナヒイラギ で終わっちゃうから ヒイラギの仲間と間違えられます。
ヒイラギモチ(シナヒイラギ、チャイニーズ・ホーリー)の葉は四角張っているのが特徴。
ヒイラギの名が入るけれど、アメリカヒイラギ(モチ)や セイヨウヒイラギ(モチ)の葉ほどは ヒイラギに似ていません。
別名 チャイニーズ・ホーリー。
モチノキ科の証拠に 赤いモチノキそっくりの実が生ります。言うなれば、モチノキとは 葉が違うだけ、とも (^_-)-☆
日本でクリスマスのころ出回るクリスマスホーリーは この チャイニーズホーリー(ヒイラギモチ)がほとんどです。
学名Ilex cornuta (Ilexはモチノキ科、cornuta は四角張っている、角が尖っているの意)。葉の特徴を種小名にしています。
アメリカヒイラギ(モチ)
アメリカヒイラギはアメリカに多いヒイラギモチ。葉のかたちは シナヒイラギモチよりよほど ヒイラギに似ています。
あまり呼ばれないけれど、別名アメリカンホーリー。英名も American holly。
葉の大きさも チャイニーズ・ホーリーよりやや小さめ。ヒイラギの葉により近いです。
学名は Ilex opaca。
アメリカヒイラギ(モチ)は 北アメリカ東部から北部を原産地とするモチノキ科の常緑樹です。
セイヨウヒイラギとよく似ていますが、アメリカには本来セイヨウヒイラギがなく、本種をクリスマス飾りとして代用しています。