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西尾市憩の農園の特売市の花、この花も 色んな色があってきれいでした。
ところが、花の名前が書いてありません。
さっそく スマホの Google Lens でつぎつぎと検索します。
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青系も・・・
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ピンク系も・・・
ことごとく「シネラリア」です。色は違っても皆「シネラリア」です。
ここまでは良かったのですが、帰って「シネラリア」でググっても ウィキペディアの記事しか出てきません!
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wikiの 「シネラリア」記事に理由がかいてありました:
「花屋では昔「シネラリア」と呼ばれていた(中略)。 最近は「死ねラリア」と連想する人が多いので「サイネリア」の流通名で販売されている。」
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何ということでしょう!
「シネ」が「死ね」を連想するから、ですって!
湿原の「アシ」が「悪し」を連想するから、「ヨシ」と言い換えたのと同じ発想ですか?
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そ~いう風に 音韻主義で考えるのっておかしいと思います。
さらにおかしいのは 変更後の「サイネリア」に何ら根拠がないことです。
そうです、「サイネリア」は英語でもないのです。
Go翻訳で 「サイネリア」を英語に翻訳させると 「cineraria(シネラリア)」と変換されます。
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ただ、「シネラリア」という名前も旧属名で、いまはペリカリス属 Pericallis に属しています。
1977年にペリカリス・クルエンタ種(Pericallis cruenta)とペリカリス・ラナータ種(P. lanata)を元にイギリス王室で作出され、この品種が大元となって様々な種を掛け合わせて、現在の cineraria という園芸品種群(Pericallis × hybridus) があります。
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いずれにせよ、キク科の花です。花弁のようなものは 舌状花といって 一枚一枚が独立した花です。
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中央の(普通の花で言うと) おしべ、めしべに当たる部分は 筒状花といって、これまたたくさんの小花の集合です。
白い星形の花弁の中から こげ茶色の土筆(つくし)の袴のような器官がでていますが、これは 5つの雄しべが合着して一つの筒になったものです(雄しべ筒)。
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雄しべ筒の中から 黄色い花粉が出ていますが、これは 雄しべが筒の内壁に出した花粉を 雌しべの棒が筒の中から押し上げたものです。
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雌しべの棒は、筒の中を貫通して花粉を押し上げ、その後しばらくして めしべの花柱の先を割り 柱頭を開きます。