アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ラナンキュラス ’アリアドネ’ - キンポウゲ科

2021-02-07 11:00:00 | みんなの花図鑑

デンパークの大温室の春の花のつづきです。
先日も ラナンキュラス属の「ハナキンポウゲ」をご紹介しましたが、これも同じラナンキュラス属の園芸品種です。




「ラナンキュラス」というのは属名なので、「ハナキンポウゲ」に相当する和名は無いかと探したのですが、園芸品種なので 「属名+品種名」でのご紹介になります(?)




ラナンキュラス の「アリアドネ」という園芸品種は ネットで検索すると 「ラックス アリアドネ」が省略しない品種名のようです。
「ラックス」というのは異種間交配で生まれたラナンキュラス属の新しい園芸品種のシリーズで、その中の一つがこの「アリアドネ」という位置づけのようです。




ラックスというシリーズ名は、花弁が光ることから(ラナンキュラス+ワックス)という由来で名づけられたそうです。
(わりかし、イージーなんですね (´v_v`))




そう言われれば、花弁が艶々(つやつや)しています。




シリーズ名の「ラックス」はいいとして、「アリアドネ」という品種名の由来は?
ラックス・シリーズのその他の品種名がヒントになると思いますので、以下、いくつか 品種名の例を・・・
アルテミス
ウラノス
エウロペ
サティロス
テセウス
・・・




答えは 品種名はみな ギリシャ神話の神々の名からとっている、でした




さて、さっきから、シベのほうに どんどん接近していっていますが、ラナンキュラスのラックス・シリーズ、花蕊がまたすごいですね~~





中心の雌しべは 雄しべに囲まれて よく見えませんが、おしべ・めしべともに とてもたくさんの数です。右にある花弁は おしべが花弁化し始めたものでしょうか?(未確認)




雄しべの葯から 花粉が出ているところです。