アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

グレビレアとセルリア - オーストラリアから

2021-02-27 18:22:57 | みんなの花図鑑
幸田町の憩の農園で見つけた木になる花、今度は オーストラリアからやってきた「ヤマモガシ科」の植物です。

グレビレア

はじめは あちこちで見る グレビレアのロビンゴードン。




グレビレア属は、オーストラリアからパプアニューギニアを中心に、250種位の種類があるようです。




「花を見ると、当初は雌しべが勾玉(まがたま)型の花被の筒に湾曲した状態で納まっていて、やがて筒状花被の背の部分が割れて雌しべがツンと突き出すのであるが、その柱頭を見ると既に花粉をタップリとつけている。」(続・樹の散歩道「奇妙なグレヴィレア(グレビレア)の花の構造とその挙動」)




「ということは、奇妙なことであるが雌しべは柱頭に花粉をタップリとつけてからおもむろに姿を現したことになる。こんなことは一般にあり得ないことである。」(同上)




花弁がないのはこの花の個性であるが、雄しべの姿も見えないということは、雄しべは筒状花被の中に隠れたままということになる。
一体全体この花は受粉を何と心得ているのか!!」(同上)




セルリア・カルメン

もともと セルリア属は南アフリカの固有属ということらしいのですが・・・



この 園芸品種「セルリア・カルメン」(Serruria 'Calmen')は
「セルリア・フロリダ(Serruria florida)とセルリア・ロセア (Serruria rosea)との交雑種。オーストラリアで育成されたハイブリッド品種。」(三河の植物観察「セルリア・カルメン」)




英名はdeep pinkflowered hybrid , joy Serruria。(同上)



頭状花序は総苞が鮮やかな濃ピンク色、花弁は綿毛状。(同上)




ブライダルフラワーとして使用される。花期は4~6月。(同上)



カランコエ - リンリンと!

2021-02-27 10:50:05 | みんなの花図鑑

幸田町の憩の農園で出会った花、きょうは カランコエ・リンリン!




「リンリン」も可愛いけど、まずもって「カランコエー」も不思議な響きがありますよね~
Kalanchoe というのは 語感からしてフランス語でしょうか??




「「カランコエ」という名前は一体、どこからきたのでしょうか。名前の由来は大きく分けて2つあると言われています。1つ目は、「加籃菜」という同属植物の中国名に由来するというもの。」(花咲マニアとアロマさん「カランコエの花言葉と名前に由来する7つのこと」ただし、強調は引用者、以下同様)




「「加籃菜」とは中国語で「落ちて育つもの」という意味の言葉で、その発音に由来して、フランスの学者ミシェル・アンダーソンが名づけたという説があります。」(同上)




「2つ目は、古代インドの言語に由来するという説です。

こちらは、赤みがかったツヤのある葉になるカランコエの種類に関連して、古代インドの言葉で「赤サビ」(kalanka)と「照り」(chaya)という言葉に由来したのではと考えられています。」(同上)




さて、品種名の「リンリン」ですが、GKZ植物事典には「リンリン(鈴・鈴)」と漢字表記されています !(^^)!
別の通販サイトのコピーにも「かわいいピンクのベル型の花!」とありましたから、この細長い鈴のような花から「リンリン(鈴・鈴)」と命名したことはまちがいないようです。




肉厚の葉の白い縁取りの部分は、寒くなるとピンクに変わるそうです。