アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

続・雪山遠望

2021-02-10 21:45:11 | 

昨日 散歩のとき見た 遠くの雪山が どの山であるか知りたいと思いました。
向かって左が 恵那山であることは分かっています。
分からないのは それにつづく 右手の山並みです。




そこだけをズームすると このような山並みです。
恵那山より 雪が多く積もっています。
きのうの時点で、南アルプスの山並みだろうということでしたが、では 具体的に 南アルプスのどのあたりがみえているのだろうとしらべていくうちに、分からなくなってきました。



それで、きょうはもっと確実な方法で サーチしてみようと思いました。

その方法というのは こういう方法です。
まず、問題の山並みを見通すことができてその手前に位置が分かる2点を Google Earth上にプロットします。
この画像で言うと、手前の電信柱(A1)と 向こうのアンテナ塔(A2) です。
Google Earth 上で A1とA2 を結ぶ線をどんどん山並みのほうへ 延長しておきます (A-Line)。

同じことを なるべく離れた別の場所で 行い Google Earth にプロットします (B1,B2, B-Line)。



こうして 2本の延長線が交わる点が 問題の山並みです。
具体的には、大川入山という 恵那山の続きの山がその交点にあったわけですが、山の名前は 以下の方法で調べました。



スマホのソフトに 任意の地点から 周囲を眺めることのできるソフトがあります。
このソフトを使って 問題の山並みの方向だけズームしてみたのが 上の画像の上段です。
恵那山は分かっていますから、順に対応させてみると 右の山は「大川入山」という山であることが分かります。



恵那山からの山並みは木曽山脈というらしいです。



では、南アルプスは見えないのだろうか?
見えるのだけれど、これよりさらに東にあるのだろうか?
これは先ほどのソフトで 同じ地点だけれど 標高を上げてシミュレーションしてみるとわかります。

これは 同じ地点で 標高を200mにして遠望したばあいの 山並みの見え方です。
たしかに、大川入山のさらに東(右手)には 北岳がかすかに、さらに東側には赤石岳の山頂が見えるはずということになっています。
このソフトは 4日間だけ無料で使用できます。
他にも 実際に山に登って周囲の山並みを展望するように スマホを向ければ 山の名前が分かるというソフトもあります(息子が使っていたのは こちらでした)。
便利な世の中になったものです (^^)/