2024/12/12 読売新聞オンライン
ソテツにこもを巻き付ける作業員ら(兵庫県三田市で)
越冬の準備は万全――。関西学院大学の神戸三田キャンパス(兵庫県三田市学園上ケ原)で11日、ソテツに稲わらを編んだ「こも」を巻く作業が始まった。
寒さや霜から守るため、毎年この時期から春まで、キャンパスにある約80本の全てに取り付けている。こもは縦1.2メートル、横1.8メートルで約250枚が用意され、12日まで作業は続く。
市内はこの日、朝の最低気温が氷点下1度となり、冷たい風が吹き付ける中、造園業者の3人が午前8時半頃から作業をスタート。広げたこもを脚立に乗って次々に縄でくくると、先まですっぽりと覆われたソテツは冬の装いになった。