さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

シュタイナースクール訪問記

2005年10月18日 17時45分33秒 | Web log
初めに・・・このつたないブログを読んで下さっているみなさん、いつもありがとうございます。アクセス数がちょっと増えているのでうれしい私です。反応があると単純にうれしいですね。これからもよろしくお願いいたします。

ところで、昨日の「デカレンジャーハイブリッドマグナム」ですが、ありました。
ベットルームに隠れてました。いやぁ、大変失礼いたしました。

見つけたときは、本人よりもわたしが大喜びしましたよ。

「ママもうれしいのぉ?」と子供に不思議がられるくらい・・本人より母親が喜ぶなんて変ですが。自分の意思で捨てるならともかく、落とすとか、失くすとか、自分の不注意で物がなくなることに異常な反応を示すわたしでありました。

さて、以前パースのシュタイナースクールについてちょっと書いたことがありますが、今日スクールツアーがあったので行ってまいりました。参加者は少なかったですが、それぞれのクラスを十分に見学することができました。

天文学の授業、音楽の授業、語学の授業、幾何学の授業などなど見学しましたが、それぞれのクラスで、授業に関する詩の朗読が組み込まれていたり、リズミックが取り入れられていたり、わたしが受けてきた学校教育では見られない風景があり、とても面白かったです。

音楽の授業を見たときの話。子供たちは円陣を組み、内側を向いて各自持っているお手玉を1回上に投げ、その後となりの人に手渡すという行為を数回繰り返します。そのあとお手玉を後ろに回し方向を代えて隣の人に手渡し、またお手玉を上に投げ、隣の人に手渡すという行為を繰り返します。そこに「リズムと集中」が存在しているのを感じました。そのあと、子供たちはリズムに合わせて時計回りに動き出し、所定のカゴにそれぞれのお手玉をもどして、着席します。そして先生の指示に従ってリコーダーを吹き、数回旋律を奏でたあと、その旋律にあわせて次は歌を歌います。

この一連の流れがとても自然かつリズミカル・・・先生は軽くQueを出すだけで、子供たちは次に何をするか心得ていて、それに応答します。ま、同じことを何度も繰り返してきたからできるんだとは思いますけれど、どのクラスに行っても
「はーい、次は○○しますよ。席についてぇぇ。先生の言うことを良く聞くんですよ」なんて、せりふは全く存在しないことに気がつきました。Kindyでもそうです。動作を導く道具として音楽が常に存在しています。そして子供たちは自然にその流れに沿って活動しているって感じでした。

あるクラスでは、Birthday Poem の朗読をしていました。どうも、毎年生徒の誕生日になるとその子のために担任の先生は「Birthday Poem」をプレゼントするらしいのです、そして折に触れて、それぞれの生徒のBirthday Poemを吟じるみたいです。で、翌年、新しいBirthday Poem をもらうときには、他の子がその子のために、古いBirthdayPoemを吟じ(その頃はみんな暗記していることでしょう)、先生が新しいBirthday Poemを読んであげるということを、卒業するまで続けるそうです。

で、学校では、一人ひとりのBirthdayをとても大事にし、クラスのみんなでお祝いしてあげるそうで・・・

個人個人の存在をとても大事にしているということを感じました。

生徒に対するユニークなアプローチと、いかなる教科であっても音楽(リズム)が授業全体に流れていてそれを導いているるということを感じて帰ってきました。

あと、強い共同体意識。

親と学校と生徒が強く結びついているようですねぇ。今日は、お母さんたちが庭に集まって手作り人形(多分、ルドルフ人形)をつくっていました。

そうやって、親も学校にちょくちょく顔をだすから、仲良くもなるだろうし、学校が親にとっても憩いの場所を提供しているような雰囲気でした。

学校と言っても「自然の中」にあるような感じです。

いやぁ、何から何までユニークです。背後には、ルドルフシュタイナーが提唱したユニークな哲学がありまして、そこに関わる人たちは固くそれを信じているし、情熱を持ってそれを実践しようとしていますから、アカデミックなことだけ強調しがちな公立の教育制度とはやっぱり違いますね。

今のところ「なかなかユニークです」としか、いいようがありませんが。

もし子供がKindyに行くようになったら、もっと深く詳細に知っていくことになると思うのですが、最初の印象としては「○」でした。

で、昨日のご報告。

昨日はすんなりベットに行ってくれましたが、ベットの上で少しカードゲームをしました。カードゲームと言っても、内容は簡単で、Wigglesのキャラクターが書いている4枚一組のカードがあるのですが、息子がそのキャラクターを一つ言って、4枚のカードを一枚でも多く早く探して、最終的にたくさんカードを取った人が勝ちというゲームなのですが。

子供は自分が4枚全部取るのがすきじゃありません。たまにわたしが手加減して4枚すべて彼に取らせると

「ママにあげるー」

といって必ず、わたしに1枚か2枚くれます。(心優しい息子です)
でも、本気になってわたしが全部取ると、それも気に入らないらしく、「1枚頂戴?」と迫ってきます。

はっきり言って、勝負にはならないのですが、本人はそれでかなり満足しています。昨日は、このゲームを2回繰り返し、3分くらいおっぱいを飲んだら、すぐ寝てくれました。

で、今朝は6時半起床。

すごいねぇ・・・生活がかなり「健康的」になりつつあります。いい調子です。





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