さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

偏狭な心

2009年05月04日 13時08分06秒 | Web log
忌野清志郎が亡くなった。

強烈に覚えているのは、昔、坂本龍一と組んで
いけないルージュマジックを歌ったとき
(たしか「夜のヒットスタジオ」だったと思う。)
男性なのに派手なメイクをし、過激なスタイル、
パフォーマンスを披露した。

「まじめ」な私は、それだけで、彼に「変な人」
「いけない人」のレッテルを張りそれ以上知ろうと
しなかった。

しばらくして彼は変でも危ない人でもなく
ユーモラスな詩の中にタブーとされている
社会批判があると知った。
みんな公で批判することが怖いだけ。
でも、彼はやってのけた。

彼は反骨の人だと知った。

そして彼の詩の中に素朴で、繊細で、
恥しがりやで暖かく、素直な心を見た。

表面的に人を判断し、偏見を持ち、
断罪する偏狭な心こそが
何よりも恐ろしいと知った。

何も知らずに、自分はある人よりも上とか
まともだと思う気持ちがある。

そうやって心を閉ざしてしまう自分が情けない。

けど、

損しているのは、誰でもない、この私。

自業自得。

署名

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