さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

川の流れはヴァイオリンの音

2009年08月02日 16時57分02秒 | Web log
わたしが中学生の頃だったと思う。

ドキュメンタリーだかドラマなんだか
よく分からないNHKの番組があった。

「川の流れはヴァイオリンの音」というタイトル
だった。佐々木昭一郎というディレクターが
作った作品。

中尾幸尾という女性が主人公のA子を演じていた。
とても声のきれいな女性だった。

壊れたヴァイオリンを直してもらうために、
ヴァイオリン職人アントニオに会うため、スペインを訪れ、
そこでいろんな人に出会っていく姿をドキュメンタリー風
に撮った作品だった。

スペインの古い教会、町並み、日本では
見られない風景、人懐こく暖かい人々を見た。

ストーリーというストーリーはなく、
A子の語りを背景に、あとはA子が旅先で
見た風景、出会った人々、起きた出来事を
誇張することなく淡々とそのまま描いている。

とても叙情的な作品だった。そして
こんなところがあるなら行って見たいなぁと思った。

「ガダルキヴィール川」(補足にて訂正、実際はポー川)
で作品は始まる。

強烈な名前だったのでよく覚えている。

後でこっそり「ガダルキヴィール川」を地図帳で
一生懸命探した。

ドキュメンタリーなのか、ドラマなのかはっきり
しなかったので、見つけられたら、そこに是非行って
見たいと思った。

番組がなんとなくわたしの異国への憧れを
後押ししたような気がする。

でも、その先はなぜかインドとか、アメリカとか
アジアとかを旅して、ヨーロッパに始めて行ったのは
イギリスでした。その後、イタリア、ドイツ、オランダ
とか行ったけれど、スペインには一度も訪れていない。

アングロサクソン系のヨーロッパには行ったけれど
ラテン系のヨーロッパはイタリアだけだ。

イタリアはとてもよかった。

いつかスペインにも是非行ってみたい。

佐々木昭一郎氏は、川3部作を完成させた。

とても質の高い作品だった。今、こういう作品に
出会うのはとても少ないような気がして、残念だ。

っていうか、オーストラリアにいるから絶対無理
なんですけどね。

<補足>
川の名前はポー川でした。

ガダルキヴィール川は、川3部作の
第2作「アンダルシアの虹」の作品に出てくる
川でした。

その2作が記憶の中でごちゃごちゃに
なっていたようです。



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