さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

批判よりも・・・

2011年03月18日 10時39分58秒 | Web log
東京のI都知事が、この災害は日本への天罰なんて言ったそうですが
それって被災者に対する、あるいは日本人に対する最大の侮辱だなぁと思いました。

『 同じ日本人として何を言っているのだ?? 』と思いましたが、
そういう人に対して、怒ることでエネルギーを使うことすらもったいないと
思いました。

なぜ、こういうことが起こったのか?

答えなんか、でやしない。

そこで、神を呪おうが、I氏がいう『堕落した』という日本人への天罰と、因果応報の責任を
被災者である日本人全国民に押し付けたところで、一体なんになるのだろう。

また、首相の対応がどうのとか、東電がどうのとか、誰かに全ての責任を追及したからといって
今起こっている問題が収まるのだろうか?

その気持ちは分からなくもないけれど。

みんな、一生懸命、その人なりに最善と思う対応をしているのだと信じたい。

それが、他の人からみて最善と思えなくても、今は批判するよりも、不眠不休で対応し
して働いている多くの人を心から応援したい、と思う。

9月に定年を迎えようとしていた59歳の地方で原子力発電に関わる仕事をしていた男性が、
自ら志願して、福島原発の支援作業員として、現地へ向かったという。

娘さんは「行ってほしくなかったけれど、長年原子力に携わってきた。自分の経験と知識から、
その安全性を熟知してるからこそ、志願したのだと思う。」とおっしゃっていたとのこと。

昨日バス停で会った、レントゲン技師になるべく勉強しているインド人の若い女性に
今の報道をどう思う?と聞いたら 今現在の公表されている数値的にみれば、メディアが大騒ぎするほご
ひどい状態とは言えないと言ってました。

状況は刻々と変化している。

今の数値が安全値でも、今後、さらに上昇し続けるのか?それとも下降するのか、対応しだいだと
思うけれど、対応といったって、そんなに簡単に方向性が決まるとも思えない。

みなさん必死なんだと思う。

誰かをスケープ・ゴートとして祀り上げても、今 そうする意味はない。

こういう混乱のときに、どうぞ、思いがけない智慧 が要所要所にいる人々に与えられるようにと
心から願います。

そして 多くの避難所で 物資、水、燃料、医療品不足、疲労、ストレスを原因として 
体の弱いお年寄りや、病院から避難所へ搬送された患者さんたちが、死に直面しているという現実を
なんとか改善するように、頑張ってほしいと心から願います。

オーストラリアにいる私たちも 父方の祖母の出身地であり、今回津波によって壊滅した南三陸町の
復興のために寄付を送ろうと思っています。

ジョナサンとベンジャミンが通う学校に募金箱を設置してもらえないか、校長に掛け合って
みようかと思います。

そして、こんな言葉をみつけたので、ここに書き記したいと思います。


ゲーテの言葉。

『人間はけだかくあれ、情けぶかくやさしくあれ、

そのことだけが、われらの知っている一切のものと

人間とを区別する』


『何事につけても、希望するのは絶望するのよりよい。

可能なものの限界をはかることは、だれにもできないのだから。』


頑張れ、日本!

署名

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