ジョナサン

ほぼ自転車が乗れるようになったにも関わらず、
いまいち自信のない彼。

練習しようと誘ってもノリが悪い。

で、マイクが彼の欲しいおもちゃを餌に
釣ってみた。

「自転車でＫマートまで行けたら、『爆丸』を
買ってやるから頑張って行ってみよう。」

「・・・・・」

やる気ゼロ。

「スイミングに行きたい。だってダディ午後は
スイミングに行くって行ったじゃん。」

どうもカーブが苦手らしい。で、転ぶのが怖い
らしい。

でも、裏庭で乗ってる姿はほぼ完璧。

「上手じゃん、ママが小さいときよりも全然上手だよ。
こんなに上手なのに、なぜ、ためらうのか理解できないな。
できるよ。早く行っておいで！もうお店閉まっちゃうよ。」

と、おだてたらやる気がでてきたようだ。

でも、完全におだてたわけではない。
本当に上手なのだ。

照れくさそうな顔をして、マイクと一緒にでかけた。

一時間後、うれしそうな＆自信に満ちた顔で帰ってきた。

もちろん爆丸を手にして。

もう、完璧だね。偉いな～。

ところで、わたしは５年生まで自転車が乗れなかった。
興味がなかったから、なぜ怪我をしてまで練習
しなければいけないのかが理解できなかった。
５年生になってやっと興味がでてきて、乗れるように
なった。

そういえば自動車の免許も２４歳で取得した。
通勤に必要だったからである。
ほとんどの人は大学に入ってしばらくして
取得するみたいだけれど、興味もなかったので
ずっ～と、ほっといた。

必要がなかったらずっと取得せずにいたかも
しれない。

自転車に乗ってどっか行くわけでもない。
転べば怪我をするし、痛い。
必要も、興味もないのに別に自転車なんか
乗れなくたって・・・と考えていたかも
しれない彼の中にちっぽけだけれど、
自分のＤＮＡをみる気がする。

Australian Football

オーストラリアの国民的スポーツ、Australian Football

イギリスではサッカーをFootballといいます。
で、アメリカで発祥した球技をアメフト
（アメリカンフットボール）といいます。

同じフットボールでも、全然違いますよね。
ボールは楕円だし、タックルはあるは、
ボールをもって走るわ。投げるわ。

イギリス人のだんなは、手を使うのに
なんで　フット（足）ボール？？？

と馬鹿にします。

で、オーストラリアのフットボールもアメフト同様
ボールは楕円で、持って走ったり、投げたり、
キックしたり、バウンドしたり、タックルしたりで
かなり荒いスポーツです。

で、オーストラリアにしか存在しません。

スポーツにあまり興味がないわたしですが、サッカーなら
と思っていたにも関わらず・・（サッカーもしていますが）
ジョナサンがFootyをすると言い出した。

で、今日の夜は６時から試合。

見に行ったら、大人も子供もいっしょになって楽しむ
スポーツらしい。クラブハウスでは、飲み物、食べ物が
売り出され、大騒ぎしながら試合が進行。
子供にしてみたら、夜、家族と出かけて、友達と一緒に
遅くまで試合を楽しむ、その雰囲気を楽しむだけで
なんとなくワクワクするようだ。

フットボールの試合を見ることも、もちろん参加することも
全く興味がありませんでしたが、現地の人がここまで熱狂
するのには、それなりの理由があったというわけですね。

きっとここで生まれ育った人にとっては、子供の頃の
楽しい思い出と結びついて、サポートするチームを
熱くなって応援することが、とくに主だった娯楽のない
この静かなパースでは、唯一の娯楽なのかもしれません。

もらい泣き

ベンジャミンが学校へ行き始めて今日で３日目。
何が起こるのか理解し始めた彼は、学校へ行く
道すがら、「行きたくない」といい始めた。

到着したら、大泣き。

ジョナサンも「もらい泣きしそうになった」と
言い出した。

ジョナサン、繊細なんだよね。

ベンジャミンは例え泣いても２～３分で泣き止み、
けろっとすることを私は知っている。

がんばってくれ、ベンジャミン。

ジョナサンのクラスに日本人の女の子が親子留学で
パースに来ている。

おかあさんは短期語学留学で近くの大学に通い、
子供たちは地元の学校に来ている。

時代は変わりましたね・・・

だんなさんを置いてきているらしい。

たくましいね。

規制の枠にとらわれず、やりたいことに前向きに
取り組む姿いいですね。

百聞は一見にしかずって本当だと思う。
経験から学ぶことは本で学ぶよりも力強い。

経験って本当に大切だと思う。
経験した人しかわからないことっていっぱいある
と思うし。

頑張ってほしいです。

でも・・・所詮、お金があるからできるんだろうね。
現実は、そうなのよね。

陰で支えてるだんなさんも、偉いですね。

午前中、フリー。

ベンジャミンの学校が今日から本格的にスタート。
午前中はフリーです。
自分のこととか、家のことを集中していろいろ
やれるので楽しみです。

昨日は別れ際に泣きましたが、数分で落ち着き、
動物のお人形で遊んでいたそうです。

今朝はジョナサンも連れて学校へ行きました。
行きたくないとごねていましたが、泣くこともなく
すんなりお別れできました。
これで親しいお友達ができたら、一安心かな。

さて、新型インフルエンザのニュースですが
都内で診察を拒否した病院があるとのこと。

新型でどんなウイルスなのかがはっきり解明されて
いないからというのもあって、メディアで取り上げられる
頻度が多いようですが、従来のインフルエンザと同じで
毒性は低いということです。確かに亡くなった人
もいるし、わからないだけ関心を向けざるを得ませんが
専門家である医者が診察を拒否するというのは
どういうことでしょうかね？

たとえば、とりあえず疑わしい患者がきたときのために
特別な部屋を用意しておき、指定の病院に転送するとか
いろいろ方法はあったでしょうに。

メディアも騒ぎすぎです。仕方ないかもしれないけどさ・・・

朝の情報番組、昼の情報番組、夜の情報番組、
深夜の情報番組・・・

１日なにげにテレビをつけてたら、繰り返しそれを見ることに
なるわけで、しかも「著名な」コメンテーターがうんちく
垂れるもんだから、本当にそれがそうであるかのように
思い込まされてしまうんじゃないの？？と思うんですけど。

そもそも「コメンテーター」ってやつ要らないと思うよ。
いくら払ってるんだか。

誰かが「写真も嘘をつく」と言ったことを覚えていますが
報道もそうよね・・・

本当にそうか？って一歩引くスタンスをとらないと、
いつのまにか洗脳されちゃいますです。

今日から

ベンジャミンが今日からモンテッソーリスクールに
通い始めた。

今日は10時から12時まで
明日からは8時半から12時まで

保育園にも行ったことがなく、生まれてからずっと
わたしと一緒に過ごしてきたからか、案の定、
わたしが帰ろうとしたら大泣きをした。

ジョナサンは１歳から保育園に行き、こちらに来てからも
働いていないにも関わらず、わたしには手に追えず
保育園に預けられ、３歳半からモンテッソーリに行った
という経験を経たせいか、好奇心がすべてに先立つ。
面白いと思ったらすぐ飛びつく性格だ。

ベンジャミンは、もっと慎重だ。

ジョナサンが通っていたときと同じクラスに入ったので
先生のこともよく知っているし、なじみの顔もたくさんいるし、
「僕が面倒をみる」と言ってくれたかつてのジョナサンの
友達もいるし、なんとかなるでしょう。

楽しくいろんな経験してくれることを願っています。

偏狭な心

忌野清志郎が亡くなった。

強烈に覚えているのは、昔、坂本龍一と組んで
いけないルージュマジックを歌ったとき
（たしか「夜のヒットスタジオ」だったと思う。）
男性なのに派手なメイクをし、過激なスタイル、
パフォーマンスを披露した。

「まじめ」な私は、それだけで、彼に「変な人」
「いけない人」のレッテルを張りそれ以上知ろうと
しなかった。

しばらくして彼は変でも危ない人でもなく
ユーモラスな詩の中にタブーとされている
社会批判があると知った。
みんな公で批判することが怖いだけ。
でも、彼はやってのけた。

彼は反骨の人だと知った。

そして彼の詩の中に素朴で、繊細で、
恥しがりやで暖かく、素直な心を見た。

表面的に人を判断し、偏見を持ち、
断罪する偏狭な心こそが
何よりも恐ろしいと知った。

何も知らずに、自分はある人よりも上とか
まともだと思う気持ちがある。

そうやって心を閉ざしてしまう自分が情けない。

けど、

損しているのは、誰でもない、この私。

自業自得。

パースも秋

パースも肌寒い季節になってきました。
朝晩はヒーターをつけるほどです。
ただ、日中はまだまだ２５度を超える気温ですので
半そで、ノースリーブの人がほとんどですが。

家の庭にことなった種類の野鳥が訪れる。
ブラックワグテイルは毎日のように
家に顔をみせてくれる。

最初にみたときはとても小さくて可愛かった。
前のオーナーが餌でもあげていたのかな？
というくらい、とても人懐っこい感じで
窓越しにわたしたちを見ている感じさえする。

最近、その小鳥さん、ふた周りくらい
大きくなってきたような感じ。
なんだか愛着を感じます。
あまり鳥は好きじゃないけれど、遠くから
みるのは可愛い。

それからたまーに、大きな緑色のオウムも
くる。それはそれは見事。飼われていたのかも
と思われるくらい。きれいだ。
最初は１人で来ていたけれど最近になって
２羽できてくれた。つがいかな？

一度写真をアップしてみたいと思う。
カメラをいつも手元に置いておかなくちゃ。

パース（オーストラリア）のいいところは
野生動物が身近で見られるというところかな？
イルカ、黒鳥、ペリカン、くじら、オウム、
笑いかわせみ、カンガルー、サメなど等
動物にあまり興味のないわたしも、感動するというか
地球上には人間以外にも、本当に多種多様な生き物が
いるんだなぁととても当たり前のことだけれど
実感させられるのでありました。