ホンダの旧i-DCDという1モーター仕様のハイブリがまた
いろは坂で止まった様です。
これ、理屈はですね、1モーターで10Km/h未満で走行している時、
当然、モーターが優先されて、最初はモーターで坂を登るので、
大丈夫なんですが、1モーターなので、モーターで駆動してる間は、
回生モーターが無いので充電出来ません。そうこうしてる内にバッテリー
が減ってきて、エンジンがかかります。
で、このエンジンがかかった時に、時速10Km/h未満だと充電
されないんですよ。まぁ、これは、モーターが一つしかない
ので、低速駆動用のモーターを待機させておくという事だと
考えるのですが、エンジンでのろのろ走ってると、
そのうちクラッチが焼き付きます。で警告が出て止めないといけなく
なる訳です。電池無くなったら、低速でも、8割方充電するまで、
充電すりゃいいじゃんと普通は考えるのですが、ホンダはどうも制御が甘い。
か、運転者もブレーキでちゃんと止まればいいじゃんと思うのですが、
そういう運転をしない人もいるみたいで。
という訳で、Fit、フリード、ヴェゼル、シャトル、グレイス、ジェイド辺りが10年経って、
全部スクラップにならないと、このいろは坂問題、お盆の渋滞問題は
無くならないかと。
もう、i-DCDの新車は無いみたいなので、買わずに済みますが、
中古は溢れてるので、気を付けて。i-DCD(と乾式クラッチ7速DCT)の特性を完全に理解して
乗るのは良いと思います。
最新は、ホンダe:HEVで、これは2モーター制御なので良いんじゃない
でしょうか。でも、大容量クラッチが無い分、トヨタのTHSIIの方を薦めます。