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FT-707の修理(3)

2019-08-03 | FT-707
2006年1月から電源をつないで無いので、再び、低圧から電圧を徐々に上げて行った。起動しましたぜ、カウンターの石が死んで無かったのが奇跡です!送信すると煙が出るハズなので、とりあえず受信まで。マーカーも動作し、WARC含めて、3.5~29.5まで全てのバンド・モードの水晶が生きていた(やったぜ)。27MHzの水晶は入って無かったので、そういう類いには使用されていなかった模様。CWフィルタは入っていなかった。一晩電源onのまま放置しておいて、今の所電解コンはOK。FT-757GXは電源on後しばらくガサゴソ(未通電電解コンの影響です)言っていたが、FT-707は大丈夫だった。AF部に普及機らしからぬ、AFアクティブローパスフィルター(fo=2.7KHz, -12dB/oct)が入っているので、静かなもんです。なお、ジェネカバ機では無いので中波放送は聞けません。従って、受信トップに、普及機なのに、1.7MHzのHPFが入ってる。で、さらに昔の真空管機を模してるので、普及機なのにWARC含めてバンド毎に専用BPF(つまり、3.5,7,10,14,18,21,24,28の8個)があります。高級機みたいなフロントになってる。惜しいのは、受信トップが3SK73GRで、このRF AMPをskipする構造になってないこと。しかしながら、この3SK73GRに、普及機なのにRF AGCがかかってる(回路図からの読み取りなので間違ってるかもしれません、RF AGCをかけるつもりで、3SKにしたんでしょうけど)。こういうところを取説等で強調すればいいのに。コンテストでもそこそこ行けるんじゃないですかね、まぁTS-520も3SK35にRF AGCだったんで、それなりかもしれないが、違うところはAGC電圧を作り出す帯域をWIDTHで狭められること。普及機らしいところは、BPFの切り替えに1N60を使ってたりする事。昔、FT-1021で八重洲はやらかしていて、スイッチング用のダイオードの総替えサービス(1SV157 pinダイオードに交換)をやってたりしましたが、当時は意識が低かったんだろうな。マイチェン機のFT-1000は改修されていて大丈夫。(ので明記されてない限り、FT-1021には手を出して無い・・・。FT-1000Dは出てこないですな。)

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