だから僕はひとりで旅に出る

人間は汚い。人間は醜い。人間が怖い。だから僕はいい人に会いたくて旅に出る。オープンウォータースイマーの練習と大会の記録

小豆島タートルフルマラソン 当日 フルマラソン

2010年11月30日 17時56分20秒 | マラソン

 スタートしてすぐMP3を忘れた事に気付いた。今回は時計もない。

 このコースはアップダウンが14回続く難コースだ。登りは好きなので良いのだが下りの足へのダメージが心配だ。下りを抑えていこう。

 小豆島のコースは海沿いで眺めが良く気持ちが良かった。風は強く走りにくかったが海からの風は潮の香りがして爽やかだった。反対側の山々は紅葉が美しく、時折の強風で落葉が桜吹雪のように舞っている。音楽なしでも良いなぁ・・・。

 想像より楽に折返しに来た。おそらく300人程度は抜いたと思う。エイドでは全て水分を摂った。足はまだまだいける。折返しの手前からトップの選手から自分の順位を数えると176位だった。意外だった。

 ついでにみのりまでの順位を数えてみた。折り返して1.5Km程度の地点で476位だった。全く平気みたいだ。最後10km歩いたら抜かれるかも・・・。

 やっぱり来た!! 25kmのエイドを過ぎてすぐふくらはぎ・太もも側面が攣りそうだ。登りと下りが同じスピードでしか走れない。

 足の付け根もダメだ。平地でも時速8km程度になった。なんとか32kmのエイドに着き、スペシャルドリンクを補給した。あと1時間30分はかかるだろう。もつのか・・・。

 足は全く上がらない。登りはともかく下りでどんどん抜かれる。抜けるのは歩いている人だけ・・・。  

  あぁ・・・懐かしい痛みだ・・・。21年前と同じ・・・。昔の事をたくさん思い出した。

  ただ今回は違う。歩くことなく、たとえゆっくりでも走り続けた。間違いなく走ってさえいれば前を歩いている人に追いつける。そして間違いなくゴールに近づいている。

 40km地点のエイドでは「あめ湯」というか「あめ水」がある。う・うまい!! なんてウマいんだ。思わず「旨い!!」と声が出た。エイドのおばさんが「作った甲斐があるわ~。来年も来てな」と笑っていた。この大会は私設エイドもたくさんあった。道路沿いの応援も多い。あったかい大会だなぁ。昨日の宿のせいで小豆島が嫌いになりそうだったがやっぱり良い島だ。

 ちょっと元気になって2km先のゴールに向かった。ラストスパートをしたかったがそんな足は残っていない。心肺機能は全く問題ない。それだけに悔しくてたまらない。

 ゴールが見えてきた。これで終わる・・・。最後だけちょっぴり頑張ってゴール!!  フィニッシャータオルをかけてもらって、ゴール近くにあった椅子に座り込んだ。

 


小豆島タートルフルマラソン 当日 スタート

2010年11月30日 17時18分28秒 | マラソン

 いよいよ小豆島タートルフルマラソン当日。

6時から入浴してっと・・・。シャワーが冷たっ!!! また水しか出ない・・・。まぁいいか・・・。

7時から朝食。全く期待していなかったが普通だった。ほっ良かった・・・。念のため昨日近くのスーパーで「カステラ」を買っておいたケド・・・。

部屋でストレッチして残念な宿「水明」を後にした。もう二度とここには来ないな・・・。

駐車場を心配していたが全く問題なく駐められた。これならオリビアンで良かったのに・・・。

スペシャルドリンクを25Kmと32Kmに預けていよいよスタート地点に。

完走目的なので後方に並んだ。

今までにフルマラソンのベストは2時間42分。しかし、21年前のホノルルでは32キロ過ぎに足を攣り、足を引きずって近くのエイドまで行き、そこで15分ほどマッサージを受けたがのこり10Kmは地獄だった・・・。タイムは3時間30分・・・。今回はそれを上回る地獄になるだろう。リタイアせずになんとか行きたい。

いよいよスタートした!!  流石に後ろの方はスタートしても全く進まない・・・。速歩きのような状態が続き、少しずつ走り出した。良かった。昨日の足の痛みはとれている。みのりとハイタッチしてゴールでの再会を約束して走り出した。