今年6月中旬に30代半ばの女性がヨミウリ・オンラインの『発言小町』に寄せた投稿。
コンビニで買ったノンアルコールビールを休憩時間に職場の自席で飲んでいたら、上司に叱られた、という。休憩時間に飲むことについて意見を求めた。
投稿に対し500件近い意見が寄せられ、「就業時間中に飲むのは非常識」「上司が怒るのは当然」など否定的な声が大半だった。「ビールに似た味がするだけでジュースと同じでは」と問題視しない意見もあった。
現在のノンアルコールビールはアルコール分0%を達成しており、未成年者が飲んでも法的な問題はない。それでも職場で飲むのが問題視されるのはビールの代替品とのイメージがあるからだろう。ビール会社各社も未成年の飲酒を誘引する可能性があるとして販売対象は20歳以上に設定している。
職場での飲酒は問題ではあるが、その代替品であるノンアルコールビールはどうであろう。
最終的には職場での判断だと思うが、この女性は仕事中ではなく、休憩時間に飲んでいた。外部者から目の届くような場所ではなくオフィスの自席である。マナー的にも問題はないと僕は思う。
ノンアルコールビールと表記はしてあるが、ビール風の清涼飲料水である。コーラや炭酸飲料を職場で飲むことが行儀悪いとされている雰囲気の職場であればともかく、それらはよくてノンアルコールビールだけがダメというのはおかしいと思う。
外部から見える場所で飲むのは、ビールを飲んでいると誤解され、信用に関わる場合もあるだろうが、休憩時間に自席で飲むようなケースは僕は容認されていいと思う。
ビールを実際に飲む呼び水になるかもしれないという意見があるかもしれないが、アルコールが入っているか否かというところが越えてはならない一線だと思うのである。