まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

職場でのノンアルコールビールの是非

2017-09-16 21:56:18 | 時事問題

今年6月中旬に30代半ばの女性がヨミウリ・オンラインの『発言小町』に寄せた投稿。

コンビニで買ったノンアルコールビールを休憩時間に職場の自席で飲んでいたら、上司に叱られた、という。休憩時間に飲むことについて意見を求めた。
投稿に対し500件近い意見が寄せられ、「就業時間中に飲むのは非常識」「上司が怒るのは当然」など否定的な声が大半だった。「ビールに似た味がするだけでジュースと同じでは」と問題視しない意見もあった。
現在のノンアルコールビールはアルコール分0%を達成しており、未成年者が飲んでも法的な問題はない。それでも職場で飲むのが問題視されるのはビールの代替品とのイメージがあるからだろう。ビール会社各社も未成年の飲酒を誘引する可能性があるとして販売対象は20歳以上に設定している。
職場での飲酒は問題ではあるが、その代替品であるノンアルコールビールはどうであろう。 
最終的には職場での判断だと思うが、この女性は仕事中ではなく、休憩時間に飲んでいた。外部者から目の届くような場所ではなくオフィスの自席である。マナー的にも問題はないと僕は思う。
ノンアルコールビールと表記はしてあるが、ビール風の清涼飲料水である。コーラや炭酸飲料を職場で飲むことが行儀悪いとされている雰囲気の職場であればともかく、それらはよくてノンアルコールビールだけがダメというのはおかしいと思う。
外部から見える場所で飲むのは、ビールを飲んでいると誤解され、信用に関わる場合もあるだろうが、休憩時間に自席で飲むようなケースは僕は容認されていいと思う。
ビールを実際に飲む呼び水になるかもしれないという意見があるかもしれないが、アルコールが入っているか否かというところが越えてはならない一線だと思うのである。


ピコ太郎とコンテンツID

2016-11-19 00:39:44 | 時事問題

11月9日の日経産業新聞の一面に『ピコ太郎』が取り上げられていた。産業新聞なので、タレントとしての人気などを紹介するわけではなく、『コンテンツID』というネット社会の新しいビジネスモデルの紹介である。以下、一部記事を流用してお伝えする。

「アーン、アッポーペン」ヒョウ柄衣装にパンチパーマの男が珍妙な歌で踊る『PPAP』がYouTubeに投稿されると世界的にフィーバーした。公開されたのは8月25日。わずか2か月で再生回数は8000万回を突破。製作費がわずか10万円の動画が世界的に拡がって行ったことにピコ太郎自身驚きを隠さない。動画には広告が表示されるため、そのフィーが事務所を経由してピコ太郎の懐へ入る。YouTubeでは広告単価を公表していないが、計算すると200万円~最大8000万円になるというが、実際にはその数倍になっている可能性が高い。そのからくりこそ、YouTubeが2007年10月に導入した『コンテンツID』にある。
インターネットでの人気作品は、音楽や踊りなどのオリジナルをものまねしたり、デジタル編集などで別物に改変したり、自分で撮影した動画に無断で曲などをBGMとして使用したりする無許可の投稿サイトが無数に存在する。これまで著作権者は投稿サイトへ削除を要請するか泣き寝入りするしかなかった。しかしこの『コンテンツID』を導入することによりその状況は一変した。YouTube側で動画の1コマごとに指紋のようなものを作成し登録する。次々と投稿された動画を照合し、一致した場合は投稿した人が誰であろうと、正当な権利者の著作物とみなす。
著作物として認定した場合、動画を公開させない『ブロック』、公開するが記録する『トラック』、広告の収入を著作者に帰属させる『マネタイズ』の3種類の手段を著作権者は選ぶことができる。利益を第一に考えるなら、もはや非公式投稿は禁じるより推奨されるべきものなのだ。ピコ太郎のPPAPの非公式とコラボレーションを含めた関連動画は7万件以上あり、再生回数はオリジナルの6倍以上に上る。ピコ太郎の事務所はマネタイズを選択しており、これらの広告フィーも事務所とピコ太郎の収入になっているのだ。
削除要請は今では昔の話であり無許可動画で稼ぐのが新潮流なのである。

また。コンテンツIDはどこの地域で見られているかなどを把握でき、ピコ太郎のPPAPの場合、東アフリカのウガンダでの再生回数が1位となっていることは興味深い。

 


プチ危機管理

2016-03-05 18:40:36 | 時事問題

もうすぐ震災から5年。

テレビでも震災後5年間の出来事を色々と取り上げている。まだまだ心の傷が癒えない被災者は多い。
早くその方々の心の傷が少しでも癒されることを心から願っています。

地震のあったあの日、僕自身も多少の影響は受けた。
電車が止まり、池袋から会社のある飯田橋まで1時間かけて歩いた。
翌週、電力不足の計画停電の影響で西武線が途中駅までの運行になり、練馬から所沢の自宅まで5時間以上かけて歩いて帰宅した。
その時、革靴で長時間歩いたので、まめがつぶれてしまい、痛い思いをした。

その後、会社のロッカーに履き古したスニーカーを1足入れている。長距離を歩くには履き古したスニーカーが一番だと思う。
営業なので、外出中に被災する可能性はあるけど、スニーカーを持ち歩く訳にもいかない。

震災以降、いくつかのプチ危機管理をしている。
カバンの中にはミニライトや小さなホイッスルを入れている。
震災前、トイレは目的地に着いてからゆっくり行ってたけど、震災以降は電車の中で地震がくることも考えられるので、なるべく先にすましておく。

これからもこんなことが役にたたないことを祈る。

 

 


消費税とお父さんの小遣い

2014-03-29 20:11:37 | 時事問題

4月から消費税が5パーセントから8パーセントに上がる。
先日車検でディーラーに車を持って行ったら、店内はものすごく混んでいた。
車のような高価なものは3パーセントの違いでも大きいので駆け込みで購入する人は多いのだろう。納車用の新車が数台停められてあった。


増税に合わせて、いろいろと家計を見直すご家庭も多いと思う。
もしかしたらお父さんのお小遣いを減らすという家庭もあるかもしれない。
だが、経済ジャーナリストの萩原博子さんによると、家計のことを考えたら、それは絶対にやってはいけないことだという。
それは、お父さんが節約に非協力的になってしまうからだそうである。
せっかくお母さんが電気を消しても、お父さんは小遣いを減らして家計に協力しているからという考えがあり、電気を点けっぱなしにしたりといったことがままある。
それでは家計を節約するにはどうすればいいか?
萩原さんは魔法の言葉があるという。
家計の状況をお父さんに全て見せて「あなたのお小遣いだけは減らしたくないけど、こんなに大変なの」
その一言で、お父さんは小遣いを減らされては大変とばかり、保険を見直したり、趣味の出費などを見直したり、家計の節約に積極的になり、たいがいはお小遣いを減らすよりもはるかに効果的だそうだ。
保険の見直しなどは主婦の一存ではなかなか決められないことなので、お父さんに任せた方が上手くいくことが多いという。
お父さんは普段仕事でお金に関する事には慣れており、仕事の延長線上のような感覚で勉強していろいろな知識を身に着けたりする。
なるほどと思う。


我が家では、今回の増税対策の一環としては、まだ小遣いの見直しの話は出ていないけど、萩原さんの意見には心から賛同する。