まあどうにかなるさ

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花粉症

2013-03-16 21:14:53 | コラム

ネットを見ていたら、最大級の悲劇に見舞われた消防士の話が出ていた。


悲劇は住民の勘違いが発端だった。
「山火事です」
山から、大量の煙が上っているとの通報により、5人の消防士が出動した。
だが、そこで彼らが見たものは、煙ではなく、風で舞い上がった大量の杉花粉だった。
何と、5人の消防士のうち、4人が花粉症だったそうである。
彼らのその後の惨状は想像に難しくない。花粉症の消防士にとって、炎より恐るべき相手であったと思う。


この世には2種類の人間しかいない。花粉症の人とそうでない人と。
花粉症の人にとっては、2月半ばから4月半ばまでおよそ2ヶ月、春を実感できるいい季節が台無しになることもある。


僕は20年来花粉症と付き合っている。
まだ花粉症という言葉が一般的でなかった頃に花粉症と診断された。
当時、血液検査はされなかった。あったのかもしれないが、僕が通っていた耳鼻科では、行われていなかった。
腕に針で10ヵ所ほど穴をあけて少し出血させる。その上に違う種類の薬液を一滴ずつたらしていき、薬液の色が変われば、アレルギー反応があると判断される。花粉とあと数種類のアレルギー反応が出た。
その後20年、毎年この時期になると症状が出る。重かったり軽かったり。去年は軽くて楽だったが、今年はかなりきつい。特に目の痒みがハンパではない。
毎年、市販の目薬で十分効果があるけど、今年はいつもの目薬が効かなくて、少し高いのに変えた。それでも効かなくて、眼医者へ行って、処方してもらった目薬をさしているけど、これも効かない。
マスクをしても鼻水は出る。
飲み薬は眠くなるので、漢方薬で何とか凌いでいる。


この時期、何ともない人もいる。
いいなあ~ といつも思う。
妻は平気だけど、息子は5歳のときから花粉症。不憫である。
来年の飛散量が少ないことを祈る。


全国の花粉症の人々に幸おおからんことを。