まあどうにかなるさ

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アナと雪の女王

2014-08-10 15:26:52 | 映画

もともとミュージカルがあまり好きではない。

実写のミュージカルには2,3の例外を除いてどうしても作品に入り込むことができない。

映画というリアルな映像の中で、セリフを歌に乗せてしゃべるという非日常的なシチュエーションにどうしても違和感を覚えてしまう。

身の回りで、自分の気持ちを歌で表現している人はいない。もしいたら鬱陶しい。

演劇であれば、リアリズムとは少し違う表現方法としてミュージカルもあっていいと思う。

でも、映画ではどうだろう…

少なくとも映画で登場人物が歌いだすシーンでは僕は白けてしまう。

絵で表現するアニメではどうか。

日本では少ないがディズニーのアニメではミュージカルスタイルの作品が多い。

『アナと雪の女王』

松たかこが歌う曲はヒットし、作品の評判もいい。

だか、僕は作品としての完成度は高いとは思うが、歌が邪魔に思えて仕方がない。

ミュージカルという表現手法を無くして、もっと別の手法を使っていたら、もう少し心に入ってきたように思う。

CGの氷や雪の描写はすごいと思うし、絵も美しい。

キャラクターも日本人に受け入れやすいと思う。

ストーリーは良くも悪くもシンプルである。

アニメで登場人物に歌と踊りをさせるのは簡単なことではないと思う。

口の動き、体の動作、よく作りこまれているとは思う。

素晴らしさは認めるけど、やっぱりその世界に入っていけませんでした。