この花は北アメリカ原産の宿根草で、繁殖力が強く外来種として野外に定着して問題となり、現在は栽培が禁止されている。
見た目は美しいが、日本の在来種に深刻な影響を与える可能性がある。
特定外来種に指定されており、外来生物法では、特定外来生物に指定された生物を飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを原則禁止している。
これらの項目に違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられるそうである。
コスモスに少し似ている美しい花であるが、そんなに危険な植物なのだろうか?
上の写真は所沢市内にある調整池である。
集中豪雨のときなどに水をここへ誘導して、水害から市街地を守る目的で作られたものである。
普段は水のない窪地で立ち入り禁止となっている。
ここが一面オオキンケイギクで絨毯のように埋め尽くされている。
凄まじい繁殖力である。
立ち入り禁止のため、人が駆除することがないため、ここまで繁殖したと思われる。
これを見ると、確かに在来種の脅威であると感じる。