まあどうにかなるさ

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広告の役割

2016-02-27 23:15:21 | コラム

広告は商品のPRや求人、公示などの他にも社会的な意義がある。
新聞が近くにあれば二つに折ってみて下さい。
それをさらに折るとB5の大きさになります。
僕が取っている読売新聞の朝刊の頁数は32頁から40頁、夕刊は14頁から18頁ほど、仮に朝刊36頁、夕刊16頁とすると合計52頁。
二つに折ると104頁、さらにもう一度折ると208頁になる。
新聞は現在月額4000円と少し、1日の値段はおよそ130円。
B5の208頁が130円ということになる。
新聞の1日分のB5版208頁は書店で売られているB5版の単行本に大きさもページ数もほぼ匹敵する。字の大きさも同じくらいなので、情報量はほぼ変わらない。
しかし、新聞の値段は書店で売られているB5版の単行本のおよそ10分の1である。
何故、ほぼ同じ情報量の書物なのに価格が10倍も違うのか?
すでにおわかりだと思いますが、それは新聞には広告が入っているからである。
広告収入がなければ新聞の料金は数倍に跳ね上がる。130円出せば書店で売られている単行本とほぼ同じ情報量が得られるのは広告のおかげだと言える。
テレビも民放は無料で、誰もが見ることが出来る。これもスポンサーがCM料を支払っているからだし、パソコンでほとんどのコンテンツを無料で楽しめるのもネット広告の収入によってコンテンツが提供されているからである。
電車やバスの交通広告がなければ運賃は今より高くなるだろう。
スポンサーが広告を出した商品を買う人がいるので買わない人も恩恵を受けていることになる。
製品には広告料が含まれるので、わざわざ高い料金を払わされていると考える人もいるかもしれないが、それは少し違う。
広告によって大量消費されれば、製品を大量生産することができ、コストを下げることが可能になる。結果、広告によって消費者は安くて質のいい製品を得ることができるのである。
広告は社会的にも意義のあることなのだ。