中高で6年、大学の教養課程で2年、8年間英語の教育を受けたが、英語は話せない。簡単な英語であれば読むことはできると言う人は多いと思う。でも話せないし、聞いて理解することもできない。
何故か?
理由はいくつかあると思うが、日本人と欧米人の発音の違いは大きいと思う。
「水を下さい」
ハワイで入ったレストランで水を頼んだことがあった。
「Give me water」
この英語をとっても日本語チックな発音で「ギブミーウォーター」と話した。
ウエイトレスはよく理解できなかったのか訊き返してきた。
「water?」
この発音を僕には「ワラ?」と聞こえたのである。
欧米人は日本人と違い母音をあまり発音しなくて子音のみである。
日本人は「ヘップバーン」と言うが欧米人は「ヘボン」と発音する。マイケル・ジャクソンの「スリラー」も「シラ」である。
学校では水の英語を「ウォーター」と習うが、欧米人の発音とはかけ離れる。水の英語は「ワラ」と教えるべきではないだろうか?
どうも日本人は形式主義的な教育が多く、実利主義的な発想に欠けると思う。