両国にあるミニシアターで『思い出パレット』という演劇を観てきた。
飲み屋で一緒になった女性が俳優をしていて、今度出演する演劇のパンフレットをくれた。演劇のことはよく分からないけど、せっかくもらった機会なので出掛けた。
演劇はずいぶん久しぶり。ミニシアターでの観劇は恐らく初体験。
劇場は定員60人ほどと小さく、当日はほぼ満員。出演者9人は全て女性である。
ほとんど予算をかけてないアングラ的な90分ほどのお芝居で、セットもないも同然。
だからこそ芝居だけで勝負という一生懸命さが伝わって来た。
華やかな舞台の遠くから見るお芝居ではなく、同じ目線の位置のそれこそ汗が飛んできそうな至近距離で演技する役者の独特なライブ感には引き込まれる。
売れない漫画家の「私」には一つずつ歳の違う姉と妹がいる。
仕事がうまくいかない「私」は久しぶりに帰省し、3姉妹が集まる。
ふと小学5年生の夏を懐かしく思い出す。想い出の中に出てくるのは3姉妹と友だち6人の計9人の仲良し小学生。現在と過去を行ったり来たりしながら、ほつれかけた3姉妹の関係が少しずつ戻っていくという話。
楽しく観劇することができ、機会をいただいたことに感謝です
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