高額の買い物をしたとき、高く買ったことを自慢する人と安く買ったことを自慢する人がいる。
「これ高かったんですよ」
そう言って、安物とほとんど見分けがつかないジーンズなどの話をする人がいる。
それはいいが、驚いたのは、ずいぶん前、なかなか手に入らないコンサートのチケットをネットで高額で手に入れたことを自慢する人がいた。定価の何倍もの高値だが、他のファンより高く購入していることを誇らしげに話す。
「これ安く買ったんだよ」
電化製品など、いかに安く購入できたかを自慢する人もいる。
ネットで安く買ったとか、店と交渉して負けさせたとか…
そういう人を「せこい」と考える人もいるが、同じ製品を人より1円でも安く買うことに快感をおぼえる人は多い。たいがいは売る側がさも人より安く売ったように見せかけているだけの場合が多いのだが。
車のディーラーの営業は、顧客がいかに他人より安く買ったように思わせるのかが腕の見せ所だという。
「時計は定価では買わない」
腕時計を安く買ったことを自慢する人がいる。
確かに同じモノを買うなら安い方がいい。
だけど、モノを買うという事は、その周辺の出来事も買うということもある。記念品として腕時計を買う場合は量販店よりデパートの方がより記憶に残るかもしれない。
そういうプラスアルファも含めた価値が値段だと思う。
高く買おうが、安く買おうが、本人が納得することが一番大切なことではある。
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