奥浜名湖引佐にある『龍潭寺』
2017年のNHK大河ドラマ井伊直虎の所縁の寺である。
この寺の歴史は古く奈良時代に開創された。
龍潭寺のある井伊谷は「井の国」と言われた。井伊の名前の由来であろう。
平安時代には井伊氏の元祖が誕生している。
大河で描かれる女城主の直虎は23代目であり、徳川家康に仕えた24代井伊直政が彦根に出世するまでは井伊谷は井伊家が治めていた。
井伊と言えば幕末に開国の偉業を成し遂げた大老井伊直弼が有名である。
龍潭寺は井伊家40代の菩提寺として、彦根龍潭寺と共に今に歴史を伝えている。
建物のほとんどは江戸時代のまま残されている。
有名なのは美しい庭園である。小堀遠州作であり、江戸初期に作られた池泉鑑賞式庭園である。小堀遠州は志賀・長浜の出身で駿府城の作事奉行を務めた男である。
この庭園は昭和11年に国の名勝記念物に指定されている。
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