まあどうにかなるさ

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一族のヒストリー

2020-07-19 15:43:53 | コラム

僕の名字は『名字由来net』というアプリでは全国に20名ほどしかいないそうである。
新型コロナのせいで巣ごもり生活が続くので、父が残した一族の歴史を書き留めたものをワープロで打ち込む作業をしていた。

先祖は鎌倉時代、楠木正成の弟、正季(まさすえ)の家老職にあったという。
大阪の天性寺という寺に記録が残されていたそうだが、空襲で焼けてしまい、今となっては確かめる術がない。
明治の頃は大阪の梅田で料理屋を営んでいたが、僕の曽祖父が家業を嫌い13歳で家を出た。船員に活路を見出した曾祖父は火夫から叩き上げ機関士となって帰って来た。その後機関長にまで出世し、多くは海外航路の貨物船に乗船した。シアトル、サンフランシスコの北米、東シナ海を渡り、青島、上海、インドのボンベイ、カルカッタ、そしてシンガポール等の航海話しが自慢であったという。
梅田の土地は曾祖父の代に売り払い、その後、僕の祖父は、伊丹で長屋暮らしをしている。
祖父は父が中学の時に交通事故で亡くなり、祖母は女手一つで父と伯父を育て上げている。
今では神戸、浜松、浦和、そして所沢に子孫がいるが、合計9人ほどである。
富山に同じ苗字の人が何人かいるそうだが、僕の家系とは別だと思われる。
あとを継ぐ可能性のある若い男子は2名である。珍しい名字なので、なるべく途絶えることなく続いてほしいとは思う。


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