日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

霊気と冷気の高尾山

2021-08-29 13:39:00 | ふさおまき(オス)日記
起き抜けから気持ちは高尾山にありました。
もちろん、月例登山を続けるためには今日がラストチャンスということもあり、昨晩から決まっていた予定ではありますが、なんといっても言い訳の多いお年頃、足が痛い、胃が重い、ただ眠いと頭の中を言い訳で満たして、出発を遅らせることも多々あるからです。
しかし今月は、色々ままならな事態に見舞われて、家でゆっくり眠る時間が多かったからか、目覚めれば気持ちは一本道です。
サクサクとコーヒーにトースト、そして彼女の妹さんからお見舞いに頂いた極上搾りたての野菜ジュースを用意して、新宿から9時発の京王高尾ライナーに滑り込みました。



高尾山口駅までロマンスシートに二人並んで小さな声でお話しすればあっという間の49分。
そして今日の登山路を、渓谷沿いで冷気が気持ちよく流れ込む6号路を選びます。



登山客も高尾山としては少なくて、道をすれ違うのも軽いものです。
山頂には48分後に到着。
先月までは五輪のシンボルが立っていたところに、パラリンピックのモニュメントがありました。




山頂を得れば、そこからは稜線に霊気を感じる薬王院への参道を辿り、少しずつ首も垂れるようにして足を運び、目的の今月の高尾スタンプも押しました。



印章は花ではなく、カブトムシなのが意外。

そこからは下山を一路、定番の天ぷらそば刻み海苔かけ放題が名物の高橋屋さんですすり込み、高尾山温泉に筋肉を浸して、体に満ちた力を開放するのでありました。












高尾山 年始詣での初富士や

2021-01-02 10:40:00 | ふさおまき(オス)日記
箱根か高尾か。山対決!
高尾山を選んだものの、大手町のスタートが精鋭同士の牽制で、瀬古さん解説でジョギング以下と申されるキロ3分30秒なのを見てから家を出発しました。
高尾山の稲荷山コースに入ったのが9時45分、10時28分に山頂下富士ビューポイントに来ました。








綿雲を肩に乗せて、優雅な顔でこの地の平和を見ているような霊峰です。




2021元日に去年今年を貫き思ふ

2021-01-02 00:53:00 | ふさおまき(オス)日記
快晴の元旦には寝坊が似合うでしょうか。
初日は見ぬままなれど、充分な睡眠で頭の中は透明です。






初詣は家から緑のナイキに足を入れて彼女とジョグ。明治神宮を参宮橋門から覗くと、屋台が歯抜けに数軒立ちたこ焼きやらカステラやらを求める人がわずかに列を作る以外、それほど混雑を示す様相はありません。参道の砂利道を早足で進みます。

拝殿前はさすがに列がありますが、それもスーパー宜しく足元の1メートル毎に線が引かれて、ソーシャルディスタンスが確保される仕組みが用意されていました。
コロナ禍に一年世界が漬け込まれた末の思考への効用は、万人の安寧平和が何よりも先に言葉となって頭に浮かぶようになった事でしょう。
去年今年、こぞことしに思う事が身のうちに貫かれています。自分でも知らないうちに。

お参りの後は原宿門へ抜けて代々木公園に渡り返し右回りに走り、代々木八幡宮にも参拝しました。




石器時代の竪穴遺跡さえある八幡さまは、鎮守の森の階段下まで列ができる盛況で、
氏神さまのご縁に甘えて、拝殿遠くから手を合わせるだけで初詣を終えました。

2021年元日は6.5キロの優しい運動。
2020年大晦日の7.5キロランと2日続ければ、年を渡って今年も走る体でいたいという、
望みも繋ぐ去年今年の棒のようなものとさせて頂くことに致します。



















箱根路二分の一

2020-12-29 21:34:00 | ふさおまき(オス)日記
一年の垢落とし。
例年は京都の寺社と修験の数日を過ごすのですが、今年は行動域を制限して、箱根にて1日過ごすことにしました。




ロマンスカーで昼前に到着すると、
目指すお店は日清亭さん。






竹打ちの元気に跳ねる麺は、すすれば楽しくあっさり醤油味のスープによく合います。
揚げワンタンも、ちょっとした餡掛けがポイントになってサクサク軽やかに頂いてご馳走様。

須雲川を渡って坂を上がると、名刹・早雲寺をお参りします。後北条氏の菩提寺です。






年末も庭掃除も済み境内は整っています。
お墓掃除の方々もいらっしゃって、新しいお花があちこちに備えられていました。

お寺の前を通るのは旧東海道です。



日本橋より22里、箱根駅伝4区から5区に入った事を実感する距離です。


さあ歩くぞ、と思い立った時に見つけた一杯。

東京の自販機であまり見ない、彼女の常飲物を手に入れて意欲を新たにします。
ビタミンスーマッチ。



石畳が残るところも。





名残の紅葉は冬の透明な日を吸い込んで輝きます。順光に回ると、枯れが先に立つのですが。








1時間ほど歩くと、旧道が山に入ります。
江戸の石畳が残る、箱根路らしい森の中の道。
あと半里登れば畑宿に至ると案内板に記されています。
実は今年の7月には、2人で畑宿から芦ノ湖まで歩いています。
つまり、今日の道を合わせれば、箱根湯本から芦ノ湖まで歩いたことになります。

12月29日とは思えぬ程の汗をかいて畑宿へ到達、バスで戻る年末の1日でした。









梅雨の合間

2020-07-02 09:14:00 | ふさおまき(オス)日記
やはり空が青い朝は目覚めが良い物です。
明治神宮までのジョグもはね駒、老鶯が巧みな法華経を聞かせてくれます。

朝ご飯と弁当作りも鼻歌まじりに創作二品。南瓜バーグと焼き餅風蒲鉾、反応が楽しみ。

そして近くの公園でホッピングも。
そろそろ砂場に行きたいジャンバー心が芽生えてきました。

片足で我も跳ぶなり半夏生




歩いてなおよし鎌倉

2020-06-29 00:06:00 | ふさおまき(オス)日記
湘南新宿ラインで1時間、北鎌倉に着いたのは正午まであと少しのこと。
すでに二セットの運動を終えているので空腹は底を抜けて、駅前道を挟んだ町中華「大陸」さんへ。






夜の事もあるので注文は抑え気味に。




ラーメン。見た通りの黄金スープで優しくお腹を満たしてくれます。

そして町歩きは切り通しをあちこちと抜け行くこととなる鎌倉よ。




切り通し常盤露草ひみつ基地

完全に鎌倉物語の登場人物と化していく私たち、雰囲気に染まるのもも町歩きの楽しみです。




立ち寄った海蔵寺さんは、借景はかくして完成する、というあるがままの禅世界、臨済宗建長寺派です。

梅雨晴に花静かなり海蔵寺

弘法大師ゆかりの伝説も残る一六井なども切り通しや岩窟を抜けていきます。






そこはそれ、海に近い地が隆起して誕生した砂岩の地形ですから。
人力による加工も容易なれど水道も縦横無尽、湿気は高くなります。

三時間歩き回って汗をかき、駅前の町喫茶で体を鎮め、帰りは横須賀線の成田空港行きに乗って、新日本橋を目指します。

痛みにも子の頃思ひ夏氷