日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

ムーミントロールと呼ぶために

2019-04-28 17:09:41 | ふさおまき(オス)日記
空色もさわやかな丘陵は2つ越えました。






秩父の丘陵近くに町があると、山道もあちらこちらへ伸びて分かれて、思いのほか地図の判読が難しい所もありますが、
基本は道標に従えば何とかなります。



三叉路でとったルートは宮沢湖、辺りには今年オープンした
『ムーミンバレー』が有ります。



春の陽気に誘われて、なんて常套句で描くのも恥ずかしくないほどに、
家族ずれにカップルにバスツアーの皆さんが、
大勢このテーマパークに集まっていました。



北欧フィンランドの森を舞台にするという、
トーベヤンソンの世界を、
できる限り忠実に体験してもらおうという、
運営側の意気込みがあるようで、
施設の名前や道標には、フィンランド語が記して有り、
日本語案内の方が少なかったりもいたします。



だからか、ムーミンのことは、ムーミントロールと、原作に近い名前で紹介があるのです。








ムーミンパパもスナフキンもそしてムーミントロールも、
精霊の森の時空を緩めたようにして、
生きることの姿勢を語っています。

あまりにこだわないこと。敬う心も過ぎれば自らを縛ること。恐ければ逃げて戻ればいい、
嵐の中に家族でピクニックに出かけて見出す平穏もある。
様々のシーンが切り取られた展示は、
ムーミンをムーミントロールと呼び、
原作者・トーベヤンソンの哲学を見せてくれました。






八重も散りぬ

2019-04-23 09:35:43 | ふさおまき(オス)日記
代々木公園の崖上あたりの門近くに、毎年最後に誇る八重桜が好きで、ソメイヨシノが終わるとそちらに足を延ばす通勤路をとります。



その季節ももう終わり。
ポロリポロリと花ごと落ちた絨毯が、
どこか寂しく見えるのは私の心地というものでしょう。

回り道ついでに、織田フィールドの開放状況も
確かめておきます。


走って、落語

2019-04-20 13:19:15 | ふさおまき(オス)日記
待ち遠しい土曜日。
今日はことさらです。

午前中は第3土曜日の織田フィールド開放日で、いつもの渋谷区短距離おじさん仲間と、
バトンも含めてたっぷり2時間半の練習。

ジムで汗を流して千代田線の地下鉄で日比谷マリオンへ。一本道が嬉しい、朝日の月例落語会です。
開演前なので、ビル地下のカフェで昼ごはんは、こちら。



濃厚プリン、は見た目もそのまま、訳あって今日の昼はこれだけに留めます。
クリームをよけても、たっぷりの脂肪感があるのは、よい卵を使っているのでしょう。
食べながら、予習です。



落語の会に通うようになってまだ半年、
今日も初お目見えの落語家に噺ばかりなので、
調べておかないと、話について行けなくなる事もあるからです。

先週は国立演芸場で、桂歌丸追善でもある、特別な中席で、米助の『ラーメン屋』、桂枝太郎の『チュウ臣蔵』など、割に新しい作品を聞いてきたので、
今日の古典はまた別の楽しみです。

落語を聞いたら、
夜は新宿で結婚記念日のお祝い、
28回を数えます!


桜の舞台に遊ぶ

2019-03-21 20:29:19 | ふさおまき(オス)日記
上演の発表から、ずっと楽しみにしていた春の国立劇場です。



開花宣言の日とも重なって、ますます期待は高まります。
演目は『元禄忠臣蔵』『積恋雪関扉』の二つ。



忠臣蔵とはいえ、討ち入りも無ければ大石蔵之助も登場しません。ただ、赤穂浪士の1人に、次期将軍候補の大名・綱豊候が、夜桜の下で仇討ちとお家再興の矛盾を語り本義を説くお話。
扉は逢坂の関で起きた妖怪がごとき悪者と小町桜の精の戦いというお話が舞踏で表現されます。

二つの桜を重要なモチーフにした歌舞伎を見終わったあとは、彼女と合流して観桜ランを皇居にて。



永田町のアディダスランベースに荷物を預けて三宅坂から入り、長袖では熱中症になりそうな暖かさの中を一周半走って、竹橋からは歩いて桜を見上げたりしながら、来た春を精々楽しませていただきました。



短距離シーズンはまだまだ私の中では遠い先。
まずは少しでも走る体に向かわせるために、
時間をかけてのジョグをしています。
先日買ったアディゼロボストンも足に馴染んで、
ジョグはジョグ、
スピードにはスピードのレスポンスの違いが、
いくつかの走り方に対応できる中間タイプのミッドソールをもつこの靴ならではの特徴を遺憾なく発揮してくれました。



これも修行か、落語のてまえ

2019-03-10 12:54:50 | ふさおまき(オス)日記
3月10日午前10時。
示されたスタート10分前にはPCの前に座り、
そのサイトにログインも済ませる。
販売側も標準時計で券売システムの開始をセットしているのでしょう、3分前、1分前に更新しても、まだ販売前の表示です。
念のためスマホもログインして、万一に備えます。
そして、ジャストタイム。
販売ボタンが現れます。
クリック、シーン?
一呼吸して現れたのは、現在混み合っておりますので後ほど、の画面。
すかさずスマホに移りますが、こちらは座席を確保できません、の表示。
ではとサイドPCを叩く頃には私自身が半分諦めてます。
今度は販売ボタンの次の座席選択画面までは進みますが、
三つのブロックとも全て❌。
that'sall

一瞬で売り切れたのは、四月二十日に国立演芸場で行われる桂歌丸追悼の特別公演で、
名高き笑点メンバーが勢ぞろいする落語会でした。

チケット戦線初心者の力不足を痛感する、日曜午前でした。

高尾山一年

2019-03-09 07:15:43 | ふさおまき(オス)日記
月例の高尾山。
行ってきます。




まだ影が長いですね。
7時15分の登山口、

一年間、毎月登り続けたご褒美をもらうため、
彼女の歩きがなんと早いことか。現金。



45分で到着、すでに列ができ始めてます。



ご褒美はピンバッチなのです。
整理券をもらい、8時30分からの配布開始を待ちます。



30分待って、無事いただけました。
昨年に続き、2回目の月例チャレンジも終了して、
春の良き日となりました。



気分も新たに山頂へ。
良き日には良き風景が迎えてくれます。
早起きしてお得な三月です。





下りは6号路と呼ばれる、沢筋をたどるコースに向かいます。
夏なら涼しい道筋が、冬は寒くてぬかるむのですが、
3月ともなれば、楽しみも生まれます。



小さな小さな、5ミリほどの花が咲き始めています。
こういう時、一生懸命探さなくても、ご婦人が何人か立ち止まっていれば、大体花が見つかります。
今日もルーペを持った親切な女性が、
ほらここ、あちらにはもっと、と指差して下さいました。



10時30分過ぎに下山すると、
すぐに花より団子に変心。
天ざるは大盛り、かつ月見とろろも付けての
一年ご褒美ランチは、もちろん刻み海苔を何回も缶からふりかけます。



あとは、温泉。
午前でフルコースを終えた感じのふろあがりに、
これを書いております。


朝ドラ3分 アキレス2分

2019-02-23 18:24:00 | ふさおまき(オス)日記
もはや春風かと思わせる少し粘度を持った風は、
サッカーグランドの土埃を巻き上げて、織田フィールドのランナーに吹き付けます。
それでも暖かさは体のベーシックな動きを保証してくれる上、気持ちも開きます。

午前中に、10年ぶりくらいになる二子玉川に出かけ街の発展に目を見張り、
学生時代に駅前から視界の広い通りを歩いて、
友人と多摩川沿いでキャッチボールをした思い出を呼び覚ましながら、
ファミリーの笑い声を聞くことのできる楽しい仕事を済ませての
午後織田フィールドです。
定時開放ではないので混雑もなく、
このオフトレでは初めての、短距離用筋肉の底上げを目指した、走り込みをやる気になりました。
芝生での動的ストレッチにドリルをいくつか、
トラックで流しを120メートル×3本は順風を得られるバックストレートで走ると、
パワーは無いもののフォームは安定しています。

では、やりましょう。
ウィンドブレーカーを脱いでスタートラインに立ちます。
しばし赤いサーフェイスとにらめっこして気持ちを落ち着けGO!
400〜です。
〜は「から」と読むのではなく、「ゥ−」と言う低いうなり声とご朗じろ。
意気込みとは裏腹に、と申しますか空回りで、
ラスト100はアゴが上がり、体は棒に立ち、
脚は重く地面の力を受け止める事も叶わず腰が落ち、
さらにはバックストレートに奔流となっ土埃の風が全身を押し戻すので、
いつゴールできるのか気が遠くなるのでありました。
69秒。
休憩5分。
200メートル。
休憩7分。
100メートル。
休憩8分。
200メートル。

最初の走り込みはここがもう限界でした。

ここまで書いて、タイトルの種明かしを付け加えます。
朝ドラ3分は、今放送中の「まんぷく」をご覧の方はご存知の通り、即席ラーメンにお湯をかけ、美味しい一杯に仕上げる変身の時間。
アキレス2分は、今週月曜日に診察してもらった表参道にある足専門の整形外科で処方された、
回復のためのストレッチ時間です。
数値目標の価値を認識します。
アキレス腱炎を患って7ヶ月、ストレッチを欠かした日はありません。
朝のジムのマットの上、ランニング前の公園、
都会の地下鉄のやたらと長いエスカレーターに
コピーをとる間のオフィス。
でも、せいぜい一回30秒でした。
今回は医師の処方なので、
ちゃんとスマホのタイマーを仕掛けて、
2分×3回を朝晩やりました。
今日で6日目ですが、
痛みこそ変わらないものの、
足首の稼働がスムーズになり、
膝裏の突っ張りも減っています。
アキレス腱の変化は、2分という時間量がもたらしてくれた、
というのが、長い今日のタイトル弁明なのでした。






室町時代の姫路城

2019-01-27 16:05:35 | ふさおまき(オス)日記
夕方が長くなってきた一月下旬の日曜日も、
半蔵門で半日を過ごしまた。

10時、三週続けてadidasランベースへ。
じつは、ニューシューズを取り寄せてもらっていました。前回、前々回にレンタルして足にしっくり馴染んで、スピードへのレスポンスも良かったadizero Boston3が、しかもかなりお得な値段で
販売していたのです。
カウンターで受け取ったら、勿論すぐに皇居周回コースへゴGO。
快晴風あり、adidasランベースからだと、桜田門までは400メートルほど下りなので、すぐにペースに乗ることができます。
ミッドソールの受け止めは期待通り、
相変わらず冬場に不調な左足首の古傷由来の屈曲の悪さをも、
うまい具合に修正してくれています。
平地になるとペタペタ踵着地になってくるのは、
走り込み不足で膝周りの弱さが露呈したからでしょう。
でも、フラット、ミッド、フォアとどの着地でも対応してくれる中庸なソールがBostonの真骨頂です。
竹橋からの登りは、腓腹筋とハムの短距離系筋力の見せ所で、強い踏み込みになり、この局面では
ちゃんと硬い反発を見せてくれます。
一周を、そこそこ緊張して、イメージ75パーセントの心拍負荷で終えると、24分44秒。
ホント、久しぶりにタイムを計って長距離めいたランニングをしてみると、
まだこの走り方も楽しいと思うことができたのでした。

ランベースに戻る途中で、今日皇居デビューという、20代とお見受けする男性2人と女性1人のグループに道を聞かれて、
久々気分がますます初々しくなって、これもお得な出会いというもの。お三方は来週熊野古道を走る大会に出るそうで、3年前の自分の旅を思い出し、しばしお話しながら、
皇居コースが見えるところまで、一緒に歩いてまいりました。

さて、半蔵門午後の部。



国立劇場で新春歌舞伎です。
『姫路城音菊礎石』はヒメジジョウ オトニキク ソノイシズエ、と発音します。難解。



新春らしい飾りつけで、場内の吹き抜けには亥の字を書きつけたた凧が引かれていたり



マスコットの カブキちゃん、クロコくんが愛想を振りまいていました。
12時開演の5幕9場は、
陰謀渦巻く姫路城で、お家騒動、お家再興に、
陰謀や裏切り、忠義や親子愛と、歌舞伎らしい構成がいっぱいの上、
舞台が回って、奈落からは上がったり飛び込んだり、姫路城を望む書き割りに舞い散る花吹雪も絢爛な大団円まで
劇場的面白みが満載の3時間50分なのでした。
ちなみに、姫路城の話なのに、仕える将軍は足利義政というズレにも、
この一年の観劇で慣れてきました。
播州赤穂にみなさんいらっしゃいませ!
のキャンペーンをロビーでやっていたのもうなづける、
国宝にして世界文化遺産である城を大いに生かした、
劇的新春歌舞伎、その楽日です。