(読む前のご注意)
3日分を全部書くので長いです。ごめんなさい。
写真が全部小窓で見にくいのでごめんなさい。クリックしていただければ大きくなります。
10月8日(土)初日
9時30分に旭川空港に到着。トヨタレンタカーを借用。Sクラス予約が、アップグレードでカローラになりました。
ファミリーカーも2人で乗ると、パワフルに動いてくれるので、運転が楽ちんでラッキーです。
9時50分。初日から山に登る予定なので、昼ご飯と給水の準備を整えるために買い物。もちろん、
北海道だから、セイコーマートに決まりです。
11時15分。凌雲閣前、十勝岳・富良野岳登山口にて、彼女が登山届けを提出。
目的地に書いたのは、「上ホロカメットク山」。しかし・・・
11時40分。噴火でできた川を渡ります。少し上に安政河口がありまして、
硫黄の匂いが、風に乗って漂っています。
11時48分。稜線を目指して高度を上げていくと、すぐに見通しが良くなります。
新しい火山の山は、植物の低いところが多いからです。
赤い実が点々と付いているのはナナカマドの木。
12時18分。谷沿いにずいぶん雪が残っています。
今年は100年ぶりの早雪だったと、レンタカーやさんに聞きました。
12時45分。歩き始めて1時間30分。もう雪はびっしり。セイコーマートで買ったおにぎりと、
鶏の唐揚げに見えますが、北海道ではザンギと呼ぶ食べ物をおかずにします。
ところで、左の写真。ご紹介します。
左はおなじみブースカ。右は、今年正月の富良野スキー旅行いらいの友、名付けてユキダクマ。
旭川動物園出身のキャラクターだと聞きますが・・・私たちの間ではそう呼んでいます。
13時14分。彼女が弱気になってきました。一応アイゼンは持ってきていますが、
まさかのぼりの半分以上が積雪地になっているとは、さすがに北海道。
稜線を歩くと、かなりの風に見舞われます。
13時30分。上富良野岳の山頂に到着。標高1893メートル。
上ホロカメットク山と富良野岳の間にある、ピークが判然としない山ではありますが、
まあ看板を信じましょう。
目指したはずの上ホロカメットクも見えてはいるのですが、
もう一度下って、再び登りを30分ほどこなさなければなりません。
そうなると、往復でプラス1時間の行程です。指折り数えると、
下山するのが16時をすぎる計算なので、北国ではNG。あきらめます。
今日はここまで。まあ、少なくとも十勝連峰の一角にたどり着いたのですから。
15時30分。下山しました。ちゃんと届けに書き込みます。
16時58分。ゆっくりと雲上の湯・凌雲閣の鉄分豊富な源泉掛け流しの大展望風呂で
疲れをいやし、空を見上げるとこの夕日が目にはいりました。
うっとりするほど美しい、じっと眺めていると目頭が熱くなるような、優しい落日です。
18時20分にペンション・和田さんに到着。いつも富良野といえばお世話になる、
麓郷別天地という素敵な住所にたたずむ、牧草地の中の一軒宿です。
農家のご両親が丹精込めて作った野菜を存分に料理する娘さんの料理は、
素材をとてもリスペクトしているので、どれもストレートで力強い味がします。
コーンスープはきらきら色。手前は芋モチ。カマンベールと相性抜群。
ニンジンサラダに豆ご飯と、次々に出てきておなかが一杯です。
20時18分。こちらのペンションの別名は星人の宿。牧草地の中に一軒だけ立っているので、
外からの光が入ってこないので、夜空をそのまま見つめることができるのです。
ただ、どうにもならないのが月。この日は9日目くらいの月なので、沈むのを待つと深夜1時をまわります。
10月9日(日)2日目
7時28分。冷え込んだ朝は、牧草地の空気を冷やして、たっぷりと霧に満たされます。
朝の心地よさも、この麓郷別天地の大きな魅力の一つです。
7時35分。客室が一杯のこの日。朝ご飯は野菜料理のバイキングです。
25品目は食べたかな。
10時~12時30分。
富良野旅行の2日目、メインイベントは富良野市陸上競技場にて。
彼女がいろいろ手配をしてくれて、やり投げの練習をみっちり1時間することができました。
土のグラウンドで芝生も青々しています。
私はJOGを3周したあと、20分のストレッチやドリルをしたあと、
130m×3本の流しを50%60%70%で。
スタートダッシュを30m×2本+80m×3本
それから幅跳びの助走ラスト3歩+踏み切りを10本ほどしたあと、
やり投げ(ただしターボジャブですが)を、主に投げ出しのタイミングを身につけるため、
30本近くは投げたと思います。
なお、彼女は競技場15周。8コースを回ってましたから、7キロ近くは走りました。
13時30分。富良野市から北へ20キロほど。美馬牛という、美瑛から南に続く丘陵地の
一角にある場所にたつ、CAFE Goashさんへ。
コーヒーがおいしく新鮮なのはもちろん、パンがおいしいのです。
陸上の練習ですっかりおなかが減った私たちは、
BLTのオープンサンドと、ビーフシチュー+パン4種付きをいただきました。
15時30分。丘陵地を散策します。
収穫が進む一帯の中で、ひときわ目をひいたのが、小さなひまわりのような姿の花が咲く畑でした。
18時30分。
ペンション和田さんの2日目の夕飯も野菜づくし。
その中で、サケの味噌焼きがアクセントです。
この日は、空の雲行きがよくありません。おぼろ月夜で星もなく。
早めに床につきました。
10月10日(月)旅の3日目
7時30分。今日も明るく楽しい朝を迎えます。
9時30分~10時20分まで、森の間の丘を二人でジョギング。
ヒグマよけの鈴をカラカラ言わせて、できるだけおしゃべりをしながら、
富良野の空気をたっぷり肺から全身に送り込みます。
私は、最後に900m往復を3分15秒+3分55秒で、中距離向けのスピード練習も加えました。
そして10時40分にチェックアウト。
3日いただけですが、後ろに見える東京大学演習林の木々が、ずいぶん色づいてきました。
11時。麓郷の森へ。
「北の国から」の舞台になった森です。
1981年に連続テレビドラマでスタートしたこの物語は、
今年で30周年。富良野では記念イヤーとしていろいろなイベントが行われてきたと
聞きました。
ドラマで使われたセットもありのまま。ありのまますぎて、かなり痛んでいるとの
看板がかかっていました。
11時45分。
昼ご飯は、ラーメンの「富み川」さんにしました。
石臼挽き小麦の、日本蕎麦のような食感がなかなか印象深いこちらのラーメンは、
時々無性に記憶によみがえります。
12時45分。
市内に入り、昨年できた「富良野マルシェ」さんへ。
地元特産品や地元のレストランがあつまった複合商業施設、というやつですね。
アイスを食べてパンを買って。
富良野産のポテトチップとトマトケチャップもゲット。
雨が降り出しました。
13時30分~14時30分。
駅前近くの「北の国から資料館」へ。
いやー、すっかり長居しました。
純と蛍の小学校の通信簿とか、母・令子の脚本家イメージ上の過去(母は若い頃東京でやんちゃだったらしい)とか、
ダイジェストビデオだとか。
まったく、ドラマですね。
14時40分。富良野に来ると必ずといっていいほど寄るのが、
今や全国区の洋菓子店「ふらのデリス」さん。ふらの牛乳プリンで一躍名をなした
この店の本山は、おしゃれでゆったり。品数もたっぷり。
いくたびに楽しいのです。
ただ、今回はそれ以上のサプライズ・ハプニングが。
私がたんまりと焼き菓子をかかえていると、入り口近くから呼ぶ声が。
「ふさおまきさん!」明るい女性の声。
なんと、札幌勤務時代に苦労をともにして、いやたっぷり遊んでもらって、
さらに誕生日が同じと言うことで、深い親しみを感じるMさんが立っていたのです。
もうびっくり。
話を聞くと、ご一家で白金温泉に旅行に来た帰りだそう。
富良野に来たらやはりデリスさんにはよく立ち寄るそうで、そんなところも気が合う私たち。
妻も含め3人で大いに驚き盛り上がりました!!!
旅のラストスパート。
15時30分~16時20分。上富良野の温泉・万華の湯へ。
朝のランニングの疲労と、昼から降り出した雨で冷えた体を回復させていただきます。
そして16時45分には、美瑛の美瑛選果という、おしゃれな農産品の直売所へ。
彼女が実家や妹さんに北あかりと男爵ジャガイモを送って、
17時からは最後のディナー。直売所に併設された「アスページュ」さんに予約が入れてあります。
ごらんの通りの、皿に色をちりばめ、美しく仕上げた料理の数々。
彼女は豚のロースト、私は牛ヒレのステーキがメインです。
かむほどに汁がしたたるのは、二人に共通。良い肉を選び、すべてを封じ込めてくださっています。
ミニトマトのシロップ漬けと、カボチャのプリンをデザートにいただく頃には、
もうおなかがはち切れんばかりです。ああ、おいしかった。幸せ。
18時30分には食事を終え、ガソリンスタンドによって旭川空港へ。
レンタカーを返却して空港に着いたのが19時。
出発までの1時間に、会社へのおみやげでロイズのナッティチョコバーや
自分用の気になるお菓子も買い込みました。
そして20時25分発21時55分羽田着。
22時45分に、美瑛のお米まで買って、20キロ近くはあろうかというカバンを引きずるようにして
帰宅しました。
またまた、たっぷり買い込むことこれだけの食べ物・・・
登山や陸上競技など、いい空気を吸って運動もしましたけど、北海道ではおいしいものはやめられない!
これも私たちの性質なんでしょう。
おつきあいありがとうございました。