日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

雨の紀州で全日本マスターズ陸上

2017-10-28 21:08:20 | マスターズ陸上(オス)
和歌山は紀三井寺陸上競技場です。



数年前の全国大会で行った時より、ずいぶんキレイに整備されていましたがもちろん雨。
会社の人には『雨の中を走るんですね』と言われ、『走ったら雨だった、ということになりそうです』などと無駄な抵抗をしましたが、強がるくらいには、例年になく体調が大会に向けてシェイプする事が出来ていました。


エントリーしたのは走り幅跳びと100メートルです。
走り幅跳びは、何より足があうかどうかが最大の課題です。体調が良くても、砂場での練習をしていないのでほとんど手探りです。競技前の試技を五本も走ったのは始めてですが、4勝一敗くらいで、31メートル20の助走に決めました。一敗が五本目、という精神的気持ち悪さがあり、しかも競技開始とともに雨脚が強まる無情が重なり、一本目は踏み切りの前の足裁きができませんでした。
しかし世の中不思議なもので、その分スピードダウンがなく、板にもうまく乗りました。まあ、踏み切りに必要とされる五つの技術があるとしたら、そのうち二つがジャストミートしたという感じです。
5メートル29。シーズンベストが何より嬉しい!滞空時間の長いタイプの、気持ちの良い跳躍でした。
そうなると、欲がわくのが未熟なところ。続く二本は、技術その1も2も中途半端で、5メートル08と5メートル27で伸びず、しかも25人中9位で、決勝も逃しました。



100は幅跳びの一時間後で、ジョグと流しで、筋肉の修復を図っているうちにすぐスタートとなりました。
ダッシュは悪くなく、周りと同じくらいの出だしでした。中盤が弱いのは、私の筋肉のパワーが弱いからでしょう。スピードがマックスになったときに、地面からの反力を受けきれず、どうしても膝や腰の関節が曲がって力を吸収してしまいます。
組三位、67人エントリー中30位の12秒98でした。

そんなわけで、今年もマスターズの季節が終わりました。
食事のコントロールも今日はやめです。和歌山名物は和歌山ラーメンに食指が動きます。
ホテルから歩いて、繁華街『アロチ』と呼ばれる謎のゾーンにドキドキしながら、八分で着きました。



『丸高』さんは、ホンに暖簾も店のしつらえも、自分がやってます~という感じの、街中中華でことのほか居心地がよく、雨だからでしょう、店内もテーブルが半分埋まるくらいの空気も疲れた体にホッと出来ました。



見た目もいい。ほど良さが安心できる。キトキトでも、精神集中でもない、少しだけあばたがある顔のような良さ。
戦った筋肉補修分に奮発のチャーシューが、赤身に二センチ差し込んだしょう油の沁み方というのも、スタイルが徹底してます。

チャーシュー麺900円、
支払いが1000円になったのはもう一品追加したから。



テーブルに置かれた長方形の包み、これまで何度か行った和歌山ラーメンの店にもありましたが、手を出さずにいました。
でも、今日のこの日常感が全てを肯定している店内で、これを口にしない選択はありません。



食べたことのない方は、握りと押し寿司の中間とご想像下さい。
大体当たってます。

ご馳走さんでした。