休日は体と心を休めるためにあります。
決して運動ばかりしているわけではありません。
だから、東村山・・・展開に無理があるかも。
だから、京都・・・行くのに無理がありました。
正解は、東村山で京都で食べるのにも匹敵する、素敵な蕎麦懐石のお店で、
おなかを愉快にさせてきたのであります。
大学時代の友人と待ち合わせたのは11時50分。
都心よりも少しばかり空気が澄んだ駅前通を、3分ほど行っただけで、
静かな住宅街に入ります。
前川という、2面張りになっていてもどこかのどかな面影を持つ水路を裏割りに、
そのおそば屋さんは、まさに屋をたたずませていました。
古民家移築風に見える、年期を感じる木材を多用し、土壁が暖かいこのお店は、
友人によれば、何ヶ月もかけて改装したものだとか。かなりの教養とセンスを
持ち合わせた方が設計に関わっているようです。
木戸ののれんをくぐっただけで、そこは別世界。
店の中を写真に撮る余裕は、初めて訪れる店にたいしてなかなか持ち合わせていなかったですし、
よしんば撮らせてもらえたにしろ、今日は私には珍しく、友人との話がたんと積もり、
しかも昼からお酒を一献というプランを約束していました。
ですので、写真は無いのですが、
釜からあがる湯気の揺らぎが、昼のカウンターには印象的です。
もちろんそれは、廊下の端にさりげなく飾る花の映え具合ですとか、
広い空間をあえて通り道のままにして、客は10人程度におさえる閑静な美学と
いったところに支えられた風景なのですが、
静かな店内で、黙して働く店主の動きの後ろで、
磨りガラスの向こうから膨らんで寄せる陽光を、蒸気は緩やかな弧線で横切り、
ふうわりふうわりと漂うのです。
まあ、茶室の釜の風情ということでしょう。
お料理は、向付から八寸に、そばがきをアレンジした碗もの、
太刀魚の天ぷら、そしてやや粗めにひいた輝度の高い蕎麦と
そのどれにも、細やかな気配りと素材の厳選がみてとれる
品々が続きます。
おいしいことは請け合いですので、
東村山の距離感をうまく使えるシチュエーションを迎えたら、
ぜひ予約の電話を一日も早く入れることをおすすめします。
閑静を望む店の定員はあまりにも少なく、予約の取りがたいこと
この上ないと聞きます。
http://m.jognote.com/jogmaps/411073
多摩湖を一周するコースは、適度なトレーニングコースとして、ランニングの本で見かけた
ことがありますが、狭山湖まで回れるんですね。2周すればフルマラソン!
並走してくださるのなら頑張ります。