日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

巨大な岩盤に包まれたような宿へ HAZU

2018-11-25 09:52:53 | 旅行記
川の名を板敷と言うそうです。



赤い吊り橋から上流を見ると、たゆたう水が鏡のようです。



手を振る私たちの影が映ります。
大きな甕にたたえられた川の水です、が、



落ち葉に隠れた階段を、下流に降ります。



巨大な岩に一本の裂け目、そこを一気に水が走り始めます。
岩は時に甕となり、水路にもなるのです。
怖いくらいの流れは、走る滝。



板のように岩が並び、連なりごとに滑滝が現れるこの渓谷を見渡す場所に、
きょうのお宿「湯の風 HAZU」さんがあります。
彼女が随分昔から、訪ねてみたい温泉リストに書き入れていたので、
今シーズンの区切りの旅に出かけて見ることにしたのです。
一番の特徴はチェックインもチェックアウトも12時という、他にはない24時間滞在をさせてもらえる事でしょうか。

紅葉の渓谷風景を眺め、温泉に入り本を読む。
そして、座るだけで並ぶ食事。
ありがたく、時間をゆっくり使わせてもらいます。



メインは牛のタタキと炙り、産地の違う食べ比べだす。



ほう、と唸ったのは



肉団子の佇まいですが、栗餡に鳥のひき肉という一口惣菜は、秋豊年の喜びの歌といった趣です。
口を動かしながら、頬が緩みました。



デザートの朱塗りに入った玉子プリンは、
弾力も高い、玉子の滋味を感じるスイーツでした。

おまけ。



お宿の営業部長と名乗る、アフリカから来た8歳のコノハズクです。




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