土曜日は国立劇場で「一谷嫩軍記」
忠義と情の狭間で揺れ動く熊谷直実の陣屋噺。武勇を誇る猛きものが、高貴な方の落とし胤を守るため、主君の義経の意を汲み、為さざるを得なかった行動とは?市谷の陣屋で見せる中村芝翫の苦悶の表情が涙を誘う無常観に浸ると、まだ15時なのに劇場の外は既に日が低く傾いています。
気持ちを現代に戻すべく半蔵門から東京駅まで歩く途中に商工会議所があります。
大河ドラマ「青天を衝け」の渋沢さまと五代さま、芝居の平安から明治まで時計は進みます。
東京駅から、新幹線はこだま号で小田原を経て箱根について、早めの夕飯を済ませると既にとっぷりと。箱根湯本の旅館に着いた所で、旅の第一編は終わり、ロビーではクリスマスムードに入っています。
余談。
温泉に入って暖まると、夕飯が早すぎて小腹も空いたので、外へお買い物に。
ジェラートやさんを見つけて、爽やかな口の幸せを楽しみました。