土曜の午後です。
朝に走った体をスポーツマッサージでほぐしてもらって、
新宿のイタリアンでカルボナーラのスペシャルサイズを頼んだら、
おなかはぐっと重くなって、歩いて帰ることにしました。
本当を言えば、最初は新宿駅に向かいましたが、大勢がぶつかり合いながら右往左往する
駅前広場に近づくのがはばかられて、そのまま甲州街道を歩き、
人通りの少ないビジネス街・専門学校を抜けていきます。
空は真っ青。
街路樹も色づきはじめ、3時ともなれば陽が斜にさして、
町中でまどろむ歩行者の私を射抜きます。
緊急車の音が近づいてやや我に返りながら、
鼻歌に出るのは、「都会は秒刻みの慌ただしさ」
東京に何十年住んでも、遠巻きに暮らすことしかできないのでしょう。
途中に、文化服装学院前の屋外展示なのだろう、
シャツの色合いに少し人の息を感じて、
30分は背を伸ばして歩こうと思うだけが支えになって、
まっすぐ膝を伸ばしているのです。
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