犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国便り~癡呆

2009-04-24 23:36:23 | 韓国便り(帰任以後)

T氏「犬鍋さん,少し太りましたか」

犬鍋「そう? 韓国から帰って,一時的には痩せたんだけど,最近また盛り返してきちゃっかな。Tさんは?」

T「私も太り気味ですね。それで最近登山をしてるんです」

 週末に智異山に行くという話を聞いていました。

T「人間ドックの結果がほとんど真っ赤ですからね。とくに肝臓が」

犬「ぼくの場合は,コレステロール中性脂肪。食べちゃダメって言われるものが,ほとんど好物なんだよなあ」

T「40歳過ぎると,いろんなことを考えますね。人生の折返点を回ったっていう感じで」

アガシ「Tさんは何歳まで生きるつもり?」

 2階のボックス席から1階のカウンター席に戻ってきたアガシが会話に加わります。

T「80歳ぐらいまでは生きたいなあ」

犬「ぼくは70歳ぐらいでいいや。チメー(癡呆=痴呆/認知症)になってまで生きたくないし」

ア「そうかしら。私は100歳まで生きるつもりよ」

T「ビョゲ トングル チョ~クチョ~ク パルミョンソラド 100サルカジ サルゴシプタ ってか?」
壁にウンコをチョ~クチョ~ク塗りつけながらでも100歳まで生きたい)

ア「あら,イヤだ!」

 アガシが顔をしかめて席を離れます。

犬「その 처 처  ってどんなニュアンス?」

T「日本語ではどうなのかなあ。ベタベタでもないし,ダラダラでもないし…。壁に投げつけて貼りついたものが,ゆっくり壁を伝って流れ落ちる感じかな」

犬(…)

 この分野における韓国語の表現力の豊かさに感心します。


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