東京での勤務もこの日が最後。 部署としての送別会は、全員が参加できるランチタイムに行われましたが、最後の日、酒の好きな有志が集まって、私同様、大阪に行く数人のために送別会を開いてくれました。 金曜日の夜とて、最初の店は時間制。2時間でお開きになりましたが、当然飲み足りない。まったく自然な流れで「もう一軒行こう」ということになりました。 二次会は、私がときどき行くスナック。予約なしに行くと、広くも . . . 本文を読む
伯母の家を引き払うにあたり、ささやかな宴を設けました。 実は隣家にも、独り暮らしの老人がいて、昨年も一度、家に招いて夕食をともにしたことがあります。今年も正月に年始の挨拶をしたとき「また一緒に食事をしましょう」と言ったまま、果たせないでいたのです。 私がこの家に生まれ育ったときから隣に住んでいて、ちょうど私よりも2つ下の一人息子がいたので、いろいろとお世話になりました。 伯母と私とそのおじさんで . . . 本文を読む
大阪転勤にともない、1年5か月の間、週5日寝泊まりしていた生家を離れることになりました。同居していた91歳の伯母の面倒は、兄夫婦が見てくれることになり、私はお役御免になります。 土曜日の午前中、身の回りのものをダンボール詰めし、庭に面したベランダに出て一服し、ふとベランダの隅に目をやりました。 ベランダに設置してあるエアコンの室外機の陰に、鼠獲りがおいてあったのですが、なんとそこに鼠が一匹かかっ . . . 本文を読む
初めて福岡に出張しました。 昼前に福岡空港に着き、早めの昼御飯。鉄道を乗り継いで、目的地に向かいます。あいにくの雨なので、最寄り駅からタクシーに乗ることに。田舎の駅とて、タクシー乗り場はない。公衆電話のわきにタクシー会社の電話番号が貼ってあります。二つのうちの一つが、猫川タクシー(仮名)。(!!!) 実は、私の妻がOL時代の親友が、社内結婚した相手が猫川さん。猫川さんはしばらくして退職し、故郷の . . . 本文を読む
ミャンマー語の先生に携帯でメッセージを送りました。「先生、引っ越し準備などで忙しいので、レッスンは明日が最後になります。もしよろしければ、レッスン後、ランチをご一緒しませんか」「OKです。息子も連れて行きます」 翌日、レッスン修了後、赤門で息子さんと待ち合わせ。私のほうは妻も呼びました。「インド料理にしましょう」 前回、同じメンバーで会食したときは息子さんの誕生日。やはりインド料理でしたが、今回 . . . 本文を読む
大阪出張時にも送別会がありました。とはいっても、送別の対象になるのは私ではない。組織再編によって消滅する部署の解散会と言ったほうが正確です。 場所は地下鉄梅田駅近くの隠れ家風の店。私は翌日、東京で仕事があったので、遅い新幹線で東京に帰ることにしていました。すでに指定席は新大阪九時発を予約済。 このところ、京都付近の降雪の影響で新幹線が遅れることはよくあったので、終電少し前というのはかなりリスキー . . . 本文を読む
大阪転勤が決まってから、飲みのお誘いが増えたのですが、例によって伯母の介護のために家に早く帰らないといけないので、なかなかお誘いに乗ることができません。 飲めるのは、木曜日と金曜日だけ。しかし、当日になって声をかけても先方に先約があったりする。この日は、ふだんの飲み仲間の部下と二人で飲みに行きました。彼はもともと日系ペルー人でしたが、昨年日本に帰化し、今ではペルー系日本人。仕事柄、海外出張が多く . . . 本文を読む
今回は、例年ある定期的な人事異動と違って、異動の1か月以上前に発令されたので、転勤の準備には十分な時間がありました。 家探しがあまり早すぎても物件が出てないんじゃないか、という考えは甘かった。 3月、4月は転居のシーズン。会社の異動だけじゃなく、学生たちも大挙して田舎から都会に出てきます。 単身赴任用の物件は、動きが早い。事前に二つの業者から大量の物件情報をもらっていましたが、実際に見に行くと、 . . . 本文を読む
私の大阪転勤が決まり、いつもの飲み仲間が集まってくれました。 以前勤めていた会社の同期で、1年に一回のペースで同窓会を開いていました。前回は、昨年4月ですから、約1年ぶりです。 5人のうち、一人は仕事の都合でドタキャン。 品川のオフィスビルの一画にある小ぎれいな飲み屋に三々五々集まりました。3人が集まったところで、遅れてくるメンバーのことが話題になりました。「そういえば、○○氏はアメリカに移住す . . . 本文を読む
「娘さんが決めたアパートは、家賃いくらですか」 ミャンマー語の授業の後、先生と日本語での会話です。 「管理費込みで9万5千円です」 「高い! 私たちが借りているところは3万5千円です」 今、先生はミャンマーから呼び寄せた息子との二人暮らし。「それじゃ、お風呂がないのでは?」「ありますよ。田舎ですから」 狭いけれどもロフト形式の小部屋があって、二人で暮らすのに不自由はないとのこと。「大学 . . . 本文を読む
娘が独立を決めたのとほぼ時を同じゅうして、私も独立することになりました。 大阪転勤の辞令が発令されたのです。 以前より会社の組織再編の話があり、うすうすそんな予感もしていたので、それほどの驚きはありませんでしたが。 実は、私は韓国に駐在したことはありましたが、国内の転勤というのはこれが初めてです。もちろん私についてきてくれる家族がいるはずもなく、単身赴任。 これまで半同居していた91歳の伯母の介 . . . 本文を読む