私の家は、いちおう首都圏ですが、かなり外れのほうにあるので、通勤に片道1時間50分かかります。 ですので、私が今常住している生家(伯母の家)が勤務先(品川)から30分であることがありがたい。それでついつい自分の家に帰る頻度が少なくなります。 事情は娘たちにとっても同じ。 長女の勤務先は最近六本木にかわり、また昨年から大学生になった四女は渋谷から乗り換え。どちらも片道2時間近くかかります。 長女は . . . 本文を読む
「お父さん、今度、いつうちに帰ってくるの」 バンコク出張中に娘の一人からLINEが入りました。外国にいても無料でコミュニケーションがとれるのがLINEの魅力です。「なんで?」「チョコレート買ってあるから、帰ったら渡すね」 そういえば、出張期間中にバレンタインデーがあったのでした。 娘(三女)が昨年就職した会社は、お菓子メーカー。バレンタインデーはクリスマスに次ぐ一大イベントです。 ところが、今回私 . . . 本文を読む
前回の出張でカラオケに取材に行ったことを、以前のブログに書きました。 そのときの女性は、今回、別のカラオケに移っていました。日本人との間に生まれた2歳の子どもを育てながら、夜の仕事をしている女性です。「なんでお店かえたの?」「あそこはお客さん少ないからね、生活できないよ」「ふーん。ここはお客さん多いの?」「うん。たくさん来る」 確かにこの日もお客さん(日本人ばかり)が次々に来ます。「じゃ、儲かる . . . 本文を読む
タイでは、会議中のいろいろな「おやつ」が提供され、それが一つの楽しみでした。毎回、初めてお目にかかるものがあるのですが、今回は果物でした。「これ、リンゴですか」「違います」「じゃ、チョンプー?」「いえ、日本語で何て言うのかな。タイ語ではプッサーです」 このタイ人、日本語の達人ですが、その人が知らないということはかなり特殊な食べ物のようです。 青リンゴのような果物をかじってみると、ほのかな甘みのあ . . . 本文を読む
出張初日の夜、現地の日本人駐在員と夕食をともにしました。「犬鍋さん、いい店を見つけたんですよ。B級グルメなんですけどね。犬鍋さんの好みに合うかどうかわからないけど」「そうですか。僕はB級グルメ大好きですよ」「それはよかった。じゃ、お連れします」 タイのB級グルメということは、屋台かな? ゲテモノかな? 期待が膨らみます。「ここなんですよ」 社用の車から降り立ったところは、中華料理屋の前でした。「 . . . 本文を読む
往きの飛行機の中で、「家路」という映画を観ました。 昨年封切りの作品。東日本大震災の後の放射能汚染で居住禁止になった町を舞台にした作品ですが、環境問題だけでなく、さまざまな人間模様が複雑に組み込まれていて、いろいろなことを考えさせられました。 以下、印象に残った場面、あらすじを簡単に記します。これからDVDを見ようとしている方は読まないでください。 (ネタばれ注意!) 先祖から受けついだ農地と家 . . . 本文を読む
ある晩、急に頭が痛くなりました。 インフルエンザかと思って熱を測りましたが、平熱。別に酒を飲みすぎたわけでもなく、原因がわからない。早めに寝床に入っても、頭痛はつのるばかり。痛みのために寝つけません。2時過ぎに布団から這い出して、スマホで「ひどい頭痛」などと検索すると、クモ膜下出血がヒット。説明を読んだら恐くなってきました。(救急車を呼ぼうか) でもそうすると近所の人は、同居している伯母(91歳 . . . 本文を読む
節分には恵方巻 こんな習慣、いつからできたんでしょうか。もともと関西で始まったそうですね。 私はそもそも読み方さえ知りませんでした。「エカタマキ?」なんて。 今年はスーパー、コンビニに大量に並んでいて、私も思わず買ってしまいました。 まぐろの中落ちを巻いた「海鮮恵方巻」。 本来、その年の恵方(縁起のいい方角)を向いて、願い事をしながらまるごとかぶりつくのが正しい食べ方なんだそうですが、91歳の伯母 . . . 本文を読む
子どもがひらがなやカタカナを覚えるための、ポスター形式の五十音表がありますね。 このまえ、カタカナの五十音表のポスターを見ていたとき、ヒヤシンスという言葉が目にとまりました。 このポスターには、それぞれの文字で始まる単語とそのイラストが添えられています。 ヒヤシンスはヒで始まる単語です。「ヒヤシンスって知ってる?」 いっしょにいたペルー出身の同僚に聞いてみました。「ヒヤシンス? 冷し中華の仲間で . . . 本文を読む