毎日、ニュースは新型コロナウイルスでもちきりです。 私の会社は、武漢に出張することはないのですが、北京や上海、香港に行くことはあります。すでに2月の出張は中止が決まりました。中国本土ではないですが、台湾への出張も取り止め。 春節で里帰りしていた中国出身者(今は日本に帰化)は、帰国後風邪の症状があり、病院にいったら、検査結果が出るまで外に出ないようにといわれ、現在自宅待機中。「インフルエンザのほう . . . 本文を読む
帰省した時、家で湊かなえの『リバース』という本を見つけました。娘の誰かが買ったもののようです。ドラマにもなったそうですね。 新幹線の中で読み始め、その晩に一気に読了しましたが、読みながらいろいろ思い出すことがありました。 小説では、大学のゼミの友達同士で、別荘に行くという設定でした。遅れてきた友達を迎えに行くために、免許をとったばかりの一人が車で駅に向かったが、その途中で車が崖から転落して、炎上 . . . 本文を読む
フィリピンの中華料理屋さんで、食後に、爪楊枝を使おうとしたら、先端が緑であることに気づきました。 そして、使ってみると、緑の部分がミント味でした。「こんな楊枝、あったんだ!」 ホテルに帰ってからネットで調べると、日本にもあるようですね。中華料理屋さんにあったものは、もしかすると日本からの輸入品だったのかもしれません。 この中華料理屋さんは、ホテルの中にあって、かなり高級な店でした。普通のフィリピ . . . 本文を読む
一年前のこの日、妻が退院しました(リンク)。 倒れる前にしていた仕事、習い事、ボランティアなどはすべてやめて、リハビリに専念するところから始め、一つずつできることを増やしていきました。 1年たった今、お茶とテニスは、半分見学ですが、参加させてもらっています。保育園の給食補助の仕事も、この前、手伝わせてもらいました。 この日は、地域の日本語教育ボランティアに行くというので、車で送りがてら、私も見学 . . . 本文を読む
私たちがフィリピンに滞在中、インドネシアは大雨に見舞われ、元日には、首都ジャカルタが洪水の被害があったそうです。 そのようなニュースは、帰国後に知りました。 そして帰国してから約1週間後、今度はフィリピンで火山が爆発しました。 タール山という火山で、これまでも噴火を繰り返していたらしい。最近では、1965年に大きな噴火を起こしたとのことです。 首都マニラから60キロほどのところで、噴煙や火山灰の . . . 本文を読む
年末から来日していた4女のボーイフレンドのスウェーデン人は、1月12日まで、日本に滞在していました。 ちょうど成人の日がらみの3連休だったので、私も帰省し、11日の夕食を共にしました。その日はわが家に泊まり、翌日の早朝、娘と一緒に成田空港に向かいます。「5時52分の電車なんだけど、駅まで送ってもらえるかなあ」「いいよ」 しかし、出がけにバタバタし、乗ったのは1本後の、6時6分発急行。「それにして . . . 本文を読む
これまで、ヨーロッパなどを旅行するときは、観光する場所を決め、事前にだいたいの計画を立てて行きました。 今回のフィリピン旅行は完全にノープラン。私たちは、ずっとバギオにいるつもりだったのに、急遽、2泊3日でイフガオの田舎に行くことになり、そこで年を越したのでした。 イフガオのホテルの部屋にはテレビも電波もなく、日本から持参した「イモトのWi-fi」も役に立ちませんでした。 ですので、大晦日から新 . . . 本文を読む
高原都市バギオは、標高1500メートルの高地にあるので、周辺に眺望のよいスポットが多い。世界遺産のコルディレラ棚田群はもちろん、棚田のない所でも、見事な景色を楽しめます。 晴天のときははるか遠くの山々を望むことができ、眼下に雲が流れていく様もまた趣があります。日本では見たことがないような、大きくて鮮やかな虹を何度も見ました。 バギオの郊外には、ミッキーマウスマウンテンという愛称をもつ山があります . . . 本文を読む
最終日、SMモールに行きました。 SMモールというのは、SUPERMALLSという、スーパーのチェーン店で、マニラ店は「モール・オブ・アジア」とも呼ばれ、「アジア最大のショッピングモール」だと、白水社の『エクスプレス フィリピノ語』に書いてありました。 バギオ店は、マニラの本店には及ばないものの、相当に大きなショッピングモールで、バギオの中心部に聳え立ち、バギオ市民で賑わっていました。 この日、 . . . 本文を読む
コルディレラ地方の伝統文化を知りたくて、博物館を探しました。 バギオには二つの博物館があり、一つはフィリピンの名門大学UP(University of the Philippines)バギオ校の敷地内にあるコルディレラ博物館。もう一つはバギオ博物館。 『地球の歩き方』の説明ではどちらも同じような展示内容だったので、とりあえず近いほうということで、コルディレラ博物館に行きました。ところが、大学が年 . . . 本文を読む
これまでフィリピンに行ったことはなかったのですが、フィリピンと聞くと、何となく治安が悪いイメージがありました。 昔は、マルコス政権による独裁政治や、アキノ革命、同時期に起こった三井物産若王子支店長の誘拐事件などがあり、近年では、ドゥテルテ大統領による麻薬使用者にたいする裁判なしの射殺許可なんていうのもあって、「恐い国」と感じたのかもしれません。 ただ、今回、フィリピンに行って大統領の評価を聞くと . . . 本文を読む
チョーキング(超群)初日、クラーク空港からバギオに向かう高速道路のドライブインで、チョーキングというレストランに入りました。中華のチェーン店です。鶏の唐揚げや中華丼っぽいものを頼みましたが、味が薄く、旨味もたりず、はっきり言ってまずかった。オーマイグーライバギオの中心部にある、おしゃれなレストラン。バギオ出身の有名な画家/彫刻家が店を設計したそうで、ところどころに絵画、彫刻、造形物が置かれ、眺望も . . . 本文を読む
フィリピンの料理は、酸味が特徴です。 代表的な料理であるアドボの語源は、スペイン語の「マリネ」。酢を使った煮物で、材料は鶏肉でも豚肉でもOK。 シニガンスープは、タマリンドという酸っぱい実で酸味をとり、しょうがを入れて、鶏肉や野菜、芋を煮込んだスープ。 ほかに、ココナッツから作る醸造酢もあるそうです。 そして、小皿に、醤油(エビからつくった魚醤)とカラマンシーというスダチのような柑橘類の果汁を入 . . . 本文を読む
イフガオの町で、「スモーキング・フリー」というポスターを見ました。「タバコが無料なの?」 ダニエルに聞くと、「いえ、売ってないんです。『タバコがない』と言う意味です」「売ってない?」「モマがあるから、タバコは必要ないんだよ」 隣から、ダニエルのおじさん(イフガオ人)が説明してくれます。「モマ?」「これだよ」 地面の赤い染みを指さします。「血ですか?」「ハハハ、モマだよ。あとで教えてあげる」 レス . . . 本文を読む
コルディレラ地方には、世界遺産があります。ライステラス(棚田群)です。 これは、ダニエルの母親の民族、イフガオ族が今から2000年以上前に作り、維持してきたと言われています。 数百メートルの標高差に整然と作られた棚田は、「天国への階段」に譬えられるほどで、見事というほかありません(リンク)。日本の段々畑と規模が違います。 暑い気候の低地では二期作、三期作が行われますが、山岳地帯は米の収穫は年に一 . . . 本文を読む