写真:埼玉県日高市巾着田の曼珠沙華 マンジュシャゲ(曼珠沙華、彼岸花)の時期が終わった週末に、マンジュ(萬壽)をもらいました。 日本酒「久保田」のいちばんランクが高いやつ。 三女の夫のD(フィリピン人)が、ALTとしての初月給の中から奮発してくれたのです。 この就職先は、今年の初めに私がネットで募集を見つけ、その時は不合格でしたが、「不合格者リスト」に登録されたようで、その後、その自治体のALTに . . . 本文を読む
少し前の朝日新聞に、各自治体の中学生の英語力に関する記事がありました。 記事によれば、埼玉県のさいたま市が、2021年度の文科省の調査で3回連続日本一に輝いたということです。 これは全国47都道府県と30政令指定都市を対象に、中学3年生の英語力が「英検3級相当以上」に達している生徒の割合を比べたもの。 20年度はコロナ禍で調査が中止されましたが、18年度、19年度もさいたま市が1位だそうです。 . . . 本文を読む
賛否両論があるなか、安倍晋三元総理の国葬が行われました。 政府がまとめた安倍氏の業績を称える映像の中に、2015年の終戦記念日に行われた「戦後70周年談話」から、次の一節が引用されていました。 あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。 安倍氏は同じ年の12月28日、韓国の朴槿恵政権との間で、「慰安婦合意」を締結。そ . . . 本文を読む
写真:奨忠洞の元祖ハルメチプ 私がソウルにいたとき、最後の2年間、住んでいたのが奨忠洞(チャンチュンドン)でした。地下鉄駅でいえば、東大入口。東大というのは東京大学ではなく東国大学です。 この町は、昔から豚足で有名。豚足専門店が軒を連ねていました。 ときどき日本人や韓国人の友人を家に呼び、テイクアウトで買った豚足で、ホームパーティーをしたりしました。 豚足は韓国語で족발(チョッパル)。족(チョク) . . . 本文を読む
今年のお彼岸は、岩手にいる長女を除き、次女親子、三女夫婦と子ども、四女夫婦と大人数でお墓参りをしました。 義姉と甥とも時間を合わせ、墓参りのあとにいっしょにランチをすることにしました。 菩提寺は谷中にあります。 いつものお彼岸は、本堂に上がらないのですが、二人の外国人が興味津々だったので、本堂で焼香をあげました。 四女の夫(スウェーデン人)は春にも来たので今回が2回目。三女の夫(フィリピン人)は . . . 本文を読む
ALT(英語指導助手)について調べてみて、以下の問題点があることを知りました。1)ALTの数 小学校での英語教育開始に伴い、以前に比べ需要は大きくなった。しかし、ALTの数は少なく、文科省が目標にしている各学校に1人のALTというのは実現していない。都市と地方で格差が大きい。2)JETプログラムのALT 地方自治体にとって、費用負担が大きい(年間600万円)。英語教育の資格や経験がない者がほとん . . . 本文を読む
写真:キーボード上のALT。記事と関係ありません。(出典:ITmedia) 前の記事で紹介した『「派遣は安上がり」という神話』という論説(2016年、ゼネラルユニオン、リンク)に次のようなくだりがあります。 派遣会社はこう言う。「JETプログラムの費用も支え直接雇用の教師にかかる大きな支出の負担にも直面している、財政が切迫している教育委員会にとっては、派遣会社がより安い費用で教師の派遣を行なうのは . . . 本文を読む
現在、派遣会社のALTは、全体の31.6%で、JETプログラムのALT(26.5%)を上回っています。 なぜこれほど増えたかというと、地方自治体にとっても、JETプログラムよりも派遣会社のALTを導入するほうが、メリットがあるからです。 一つは安いこと。 JETプログラムのALTの収入は、2011年以前は約360万円(税引き後)。2012年以降は336万円~396万円(税引き前)。このほか来日・ . . . 本文を読む
グラフ:JETプログラムホームページより JETプログラムのホームページ(リンク)の情報やネット上で参照可能な論文などをもとに、以下、まとめてみました。 JETプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)は、地方自治体が国の協力のもと、海外の青年を招致し、全国の小・中・高校で外国語教育に当たってもらったり、国際交流活動をしてもらうことを通じて、地 . . . 本文を読む
写真:JETプログラムHRより ALTには三つの雇用形態がありますが、待遇にはけっこう格差があります。 個々に見ていくと… まず、JETプログラム。 JETプログラムというのはThe Japan Exchange and Teaching Programmeの略で、「外国語青年招致事業」。 目的は「英語を母語とする大学卒業者を日本に招聘すること」。 応募条件は、英語が母語、外国国籍、 . . . 本文を読む
図版:JETプログラムHRよりALT(英語補助教員)については、以前書いたことがあります。ALTという仕事① このたびD(三女の夫)がALTになったので、これを機会にALTについて詳しく調べてみました。 ALT(Assistant Language Teacher)は、直訳すると「外国語指導助手」で、日本の学校の英語の授業で補助教員として働く外国人のこと。 ALTは、1987年に政府がJETプログ . . . 本文を読む
写真:水天宮の「子宝犬」 スウェーデン人と結婚した四女が妊娠し、水天宮に安産祈願に行ってきました。「ほんとうは18日が「戌(いぬ)の日」なんだけど、あまりにも予約が多いんで、祈祷所に本人しか入れないから、前日にした」といっても、この日も入場は2人まで。夫婦で祈祷を受けるので、私と妻はそれが終わるころに待ち合わせ、そのあと昼食をいっしょにしました。「明日は台風の影響で雨らしいしね」 犬は「多産・安産 . . . 本文を読む
写真:韓国で1999年まで使われていたトークン「日本の中学生は、なんであんなにステッカーが好きなんですか?」 またD(フィリピン人)から質問です。「ステッカー?」「答えがよかったときとかにノートに貼ってあげるんです」「シールのことかな? キャラクターとかの?」「いえ、ただの丸いやつ」 日本語のシールは、フィリピンでは(というより英語では)ステッカーというようです。「ふーん。ご褒美のつもりなんだろう . . . 本文を読む
図版:フィートの換算方法(電池の情報サイトより) D(三女の夫、フィリピン人)が、日本の中学校で働き始めています。「今日の授業で、こんなことがあった」と、毎日、嬉しそうに報告してくれます。 今週は、新しいALT(英語補助教員)が来たということで、各クラスで自己紹介をしているようです。「何か、質問はありますか?」というと、よく聞かれるのが身長なんだそうです。「日本の子どもたちは、なんであんなに身長に . . . 本文を読む
写真:韓国の学校の室内靴(上履き) 三度目の正直(リンク)でALT(英語補助教員)に採用されたD(三女の夫、フィリピン人)は、9月の第2週から、中学校で働き始めました。 事前に準備するものリストを確認していたとき、D「ウワバキって何ですか?」私「学校の中ではく靴だよ。フィリピンにないの?」D「ないです」私「上履きって、日本独特かなあ」三女「韓国にもあったよ」私「それ、日本人学校だったからじゃない? . . . 本文を読む