「最近、飲み仲間が少なくなって、一人で飲むことが多いですね。若い人はあまり酒を飲まないから」「私も5年くらい前は、よく若いアルバイトの子たちを連れて飲みに行ったんだけど、このごろは行かないって言う子が増えたわ。最近の子たちは宇宙人だから、何考えてるかわからない」 ママさんは、平日は新地で飲み屋をやっているけれど、週末は京都のホテルで洗い場のアルバイトをしているそうです。週末も休み無しで働いているの . . . 本文を読む
最近、ある読者の方から、「田中明の名前なんか、まともに韓国に関心を持つ人間の間では、相手にならなくなって久しいと言う感じがします」というコメントをいただきました。 何を隠そう、田中明氏は、私がコリアをウォッチし始めた1990年代初めに著書を通して深く影響を受け、その後もずっと尊敬していた人物です。 コメントを読み、「まさかそんなことはあるまい」とは思いつつ、今、韓国に関心を持つ若い世代のみなさん . . . 本文を読む
6月16日に、自身の著書『帝国の慰安婦』の内容について元慰安婦たち9人から名誉棄損の告発を受けた、世宗大学の朴裕河教授が、同じ日にフェイスブックに載せた文章を、数日前に翻訳・紹介しました。 朴教授は、翌日にも別の文章をアップしていますので、今回はそれを紹介します。(→リンク) なお、『帝国の慰安婦』は日本語版が未刊なので、著者自身による内容紹介もリンクしておきます(→こちら) . . . 本文を読む
「なんでワールドカップ期間中にこんな会議をやるんだ」 大阪で行われた国際会議の出席者は不満たらたらでした。 ブラジル、スペイン、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、イギリス、ギリシャ(系アメリカ人)… ワールドカップに出場している競合国出身の人々が何人もいます。 数日間にかけて行われた会議の一日、ラテン系の人々と夕食をともにしました。向かったのは最近人気の回転寿司チェーン、くら寿司。 . . . 本文を読む
このブログで少し前にご紹介した「幻の書評」の筆者、朴裕河・世宗大学教授が、自らの著書『帝国の慰安婦』の内容について、元慰安婦から訴訟を起こされました(→リンク)。 それに対し、朴教授は同日(6月16日)自らのフェイスブックにコメントをしています(→リンク)。「今、ここ」に留まる理由 気の休まらない一日が過ぎました。ご迷惑をかけた皆様方だけでなく、いろいろな . . . 本文を読む
大阪でイベントがあり、韓国から日本に出張で来ていた3人と夕食をとりました。 一人は韓国駐在中の日本人、あと二人は韓国人女性です。 和食の店で、ビールを飲みながら、なごやかな雰囲気での会食。相手が男性だけなら、二次会へ突入するところですが、女性の場合は難しい。だからといって、女性二人をホテルに返し、男だけで繰り出すのも気まずいし… そのとき、前に見つけた新地のコーヒーショップを思い出 . . . 本文を読む
もう二か月ほど前のことです。 大阪出張時、会議が長引いて2時過ぎに一人で昼食に出ました。 前に、北新地で昼御飯を食べたとき、千円ですごい豪華版のランチを食べられたことが記憶に残っていたので、少し足を伸ばして北新地の路地を探索しました。 残念ながらすでにランチタイムを過ぎていたため、料亭の千円ランチはどこも終わっていた。しかたなく、ラーメン屋に入りました。 まだ時間があるので、煙草の吸えるコーヒー . . . 本文を読む
まもなくサッカーワールドカップが開幕しますね。 日本代表の中で最も活躍が期待されている選手が本田圭佑でしょう。そんな本田選手の言葉が、ちょっと前にネットで話題になったということを、サッカー好きの同僚から聞きました。 曰く、俺は(ミランで)孤立している。あえてね。 イタリアの名門ミランに移籍し、背番号10をもらいながら、なかなか活躍できない本田選手が、日刊スポーツのインタビューでした発言だそうです . . . 本文を読む
安教授の解題(→リンク)は、一読すると日本軍慰安所と慰安婦についてのまっとうな解説文にみえます。しかし、日記の本文を合わせ読むと、不可解な点が多い。日記に書かれていないことを、解題での主張の根拠にしていたり、解題の主張が日記内容と矛盾していたりするからです。 安教授は、もともとニューライト(日帝時代の肯定的側面も認める立場)の学者で、たびたび「親日妄言」で物議を醸してきました。 慰安婦 . . . 本文を読む
世宗大学の朴裕河教授が、本書の書評を書き、自身のフェイスブックに載せているので、訳出・紹介します。(→リンク)掲載されなかった書評―朴裕河 ある雑誌の依頼を受けて書いた書評を載せます。なぜ雑誌に掲載せず、こちらに載せることになったのかについては、いずれまた書く機会があるだろうと思います。少し長いので、眠くならない人向けかもしれません。^ ^ 夏に本を出して以降、関係のある文や記事の掲載 . . . 本文を読む
本書の冒頭には、この資料を発掘し、現代韓国語に翻訳した安秉直(アン・ビョンジク)教授の「解題」がついています。解題の構成は以下の通りです。はじめに1.筆者と日記の紹介 1)筆者(1905~1979) 2)日記2.慰安婦の動員と出陣 1)動員 2)出陣3.慰安所の分布と類型 1)分布 2)類型4.慰安所の経営と慰安婦たち 1)慰安所の経営 2)慰安婦たちむすび このうち、「1.筆者と日記の紹介」は . . . 本文を読む
韓国人の人間関係の特徴に、ウリ(我々)とナム(他人)の区別があります。 ウリと認定した人には限りなく情をかけ、それ以外の人々(ナム)には冷たい。友だちにも他人にも同じように親切にする日本人と対照的です。 日記の筆者にとって、自分の家族がウリであるのは当然として、同じ朝鮮出身の慰安所経営者たちも、このウリに当たるようです。 それに対し、異国のビルマ人や、内地人(日本人)はナム。 日記の中の登場人物 . . . 本文を読む
安教授が解題でも書いたとおり、この日記は「筆者の個人的生活に関する記録」なので、ここに慰安所や慰安婦の実態を見出そうとする読者にとっては、物足りないかもしれません。 また、日記の内容は、ほとんどが現地での生活を淡々と綴ったものであり、筆者の気持ちや感情が記されること少ない。それでも、何カ所かで、感情の表出が見られる場面があります。だいたい、家族に関して述べられている所です。1943年1月1日&h . . . 本文を読む