わが家は伝統的に食品の賞味期限を気にしません。食べられるかどうかは、自分の舌で確かめる、という方針で食生活を送っています。 肉なんかは、傷んでいればにおいですぐ判断できます。 卵に関していえば、韓国の卵の賞味期限は一カ月ぐらい。生卵を食べる習慣がない、ということも関係しているでしょうが、卵って意外に長くもつもんだ、ということを韓国で学びました。 先日、老齢の母と叔母が暮らす実家に帰り、ちょっと冷 . . . 本文を読む
わが家の娘たちはみな絶叫系が好きです。特に次女は、恐怖を求めて富士急ハイランドのジェットコースターとか、よみうりランドのバンジージャンプなんかによく行っています。 私はディズニーランドのスペースマウンテンが限界。 一度、韓国のロッテワールドか、ソウル大公園かで、バイキングに乗ったときが困りました。韓国では、客が少ないとき、係員が勝手に、サービスで延長してくれる。「やっと終わったか」と思ったときに . . . 本文を読む
ミャンマー語の授業のあとの雑談です(もちろん日本語で)。「ミャンマーで韓国の評判はどうですか」「電気製品は日本製にかなわないけれど、ドラマが人気ですよ。」「どんなドラマですか」「時代劇もあるけれど、姑が嫁をいじめたりするやつ」「…」「韓国のドラマは長いでしょう。1年ぐらいやってます。」「DVDならどんどん見られるでしょう」「でも、DVDはテレビの放送が終わってからしか出ないから。み . . . 本文を読む
「認知」という言葉を1994年発行の三省堂国語辞典第4版でひくと、①たしかにそうだとみとめること。②[親がはっきりわからない子どもについて]自分がその子の父(母)であることをみとめること、となっています。 これが2008年の第6版では、語義はそのままなのですが、そのあとににんちしょう【認知症】 脳の障害によって記憶力や判断力が低下し、日常生活に支障をきたす病気、という複合語の見出しが加えられてい . . . 本文を読む
最近、中公新書から『言語学の教室』という本が出ました。 言語学者の西村義樹と哲学の野矢茂樹の対談形式の本。サブタイトルが「哲学者と学ぶ認知言語学」。 認知言語学というのが聞き慣れなかったので、興味を惹かれ、購入しました。 「はじめに」に書かれている定義によれば、認知言語学とは「私たちのものの見方・感じ方・考え方、そしてまた生き方や行動様式という観点から、言語を捉えていこうとする学問」なんだそうで . . . 本文を読む
次は、韓国で出ている日本語の教材にあった例文です。この本は、説明が複雑ではない。 誤用ではないけれども、ちょっと不自然な感じがしませんか。 な形容詞(形容動詞)の否定形の例文です。「複雑だ」という「な形容詞」の否定形は「複雑ではない」で正しい。でも、ふつう日本語でこういう言い方はしないですね。この本は、説明が簡潔だ。とか、もっとシンプルにこの本は、説明がわかりやすい。というんじゃないでしょうか。 . . . 本文を読む
りんご園の見学のあと、ご主人と蕎麦屋に行きました。信州は蕎麦でも名高い。「この店は更科系で、なかなかイケますよ」 せいろの二枚盛で出てきたのは、白っぽくて上品な蕎麦。私の妻の出身が島根で、黒っぽい出雲蕎麦を食べつけているので、こういう蕎麦を食べるのは久しぶり。「つなぎなしで、100%蕎麦粉なんですよ」 韓国のイルシク(和食)で出る蕎麦は、つなぎに芋のデンプンがたっぷり使われていて、光沢があり冷麺 . . . 本文を読む
連休の初日、長野県の安曇野(あずみの)に行きました。 長女が長野の友達の結婚式に呼ばれた。そこへ、運転免許をとったけれど運転機会に恵まれない三女が、高速道路を運転してみたいと言いだした。私たち夫婦も、そういえばソウルで知り合った元駐在員で長野在住の友人を訪ねたいと思っていたので、三者の思惑が一致。犬も連れて長野へのドライブと相成りました。 友人は、長野県安曇野出身で、諏訪に本社のあるメーカー勤務 . . . 本文を読む
遠縁の親戚が、大阪から私を訪ねてきました。 関西の外国語大学で学んでいて「言語について語り合いたい」というのがその理由。3回生だということなので、(もしかして就活? うちの会社、縁故入社はないんだけどなあ)などと思いましたが、会ってみると、就活というわけではないらしい。小学校の先生になって、小学生に英語を教えたいとのことです。「いちおう英語が専攻なんですけど、ドイツ語もやっています。本当はフラン . . . 本文を読む
8日のIOC総会で、2020年の五輪開催都市に東京が選ばれたことで、日本はお祭騒ぎでした。 で、お隣の韓国の反応はというと…中央日報【社説】2020年東京五輪開催を歓迎する国内の一部からは、安倍政権の右傾化が五輪招致を契機に加速するのではという懸念が提起されている。日本は歴史認識・領土などの問題で周辺国との葛藤・緊張を高める措置を自制しなければならない。中央日報は「歓迎する」という . . . 本文を読む
ミャンマー語で果物のことをアティーと言います。 ティーは「実がなる」という意味の動詞。そこに動詞を名詞化する働きをもつアがついて、果物という集合名詞ができます。 ティーは樹木を表す名詞に後接して、果物の名称を作ります。 例えばマンゴーは、タイェッティーバナナは、フンガピョーディー(語頭は、hngaという珍しい音節です)ドリアンは、ドゥーインディー ティーは直前に母音がくると有声化してディーになり . . . 本文を読む
ミャンマー語で肉のことをアターと言います。 アは、動詞について動詞を名詞化する接頭辞ですが、ターが動詞なのかどうかは、私には調べがつきませんでした。 ターは、動物の名前に後接して、「~肉」という名詞を作ります。 たとえばチェッ(鶏)について、チェッター(鶏肉)ウェッ(豚)について、ウェッター(豚肉)トー(羊)について、トーダー(羊肉) 最後の例でわかるとおり、ターは直前に母音がくると有声化してダ . . . 本文を読む
女子バレーの世界選手権最終予選をテレビで観戦しました。 相手はチャイニーズタイペイ。 一瞬、なんで台北のクラブチームが出てるんだ?と思いましたが、これ、台湾のことなんですね。最近は、台湾のことをチャイニーズタイペイと表記するようです。 調べてみると、この名称早くも1970年代から、台湾の英語表記として使われていたらしい。中国(中華人民共和国)の手前、中華民国とか台湾という名称を使えないところから . . . 本文を読む
最近、事情があって品川で飲むことが多くなりました。 品川はJRの線路を挟んで、町の雰囲気が違う。高輪口のほうはホテルが並んでいて、カフェバーのようなおしゃれなお店が多く、私にはやや場違いな感じがします。 一方、港南口のほうは、高層ビルもいくつか建っていますが、駅前から海のほうへ抜ける道には、庶民的な居酒屋がたくさんあります。 居酒屋のチェーン店が盛んに客引きをするのをかわして、左側の路地を入ると . . . 本文を読む
大久保公園で激辛グルメ祭りというのをやっているということを聞いたのは、祭りの最終日の前日でした。 激辛界を代表する名店が大集結しているそうで、韓国、四川、タイ、インド、メキシコ、蒙古、エチオピアが、それぞれの国の威信をかけて辛さを競います。 ただ、このうち蒙古は日本のラーメン屋の名前「蒙古タンメン中本」で、蒙古と関係があるのか不明。 またエチオピアも、たんなるカレー屋さんである可能性があります。 . . . 本文を読む