081001新大久保のカムジャタン081003「ドゥル」の用法081005麦之助の謎081007ヘ+ポダ(してみる)08100910年振りのウォン安081011金正浩081013ノーベル賞081015京城帝国大学081017日はまた昇る①081019日はまた昇る②081021創氏改名③~麻生発言081023創氏改名④~梶山季之『族譜』081025創氏改名⑤~「親日派」の主張081027創氏改名⑥~ . . . 本文を読む
1週間ほどまえ,モンゴル料理を食べました。 池袋北口から北へ10分弱。繁華街が途切れ,住宅街に入るあたりにあります。本当は閉店間近のタイ料理に行きたかったのですが,私を除く3人(全員中国人)の希望で,羊肉を食べることに。 行ってみると,よくあるジンギスカン屋さんではなく,本格的なモンゴル料理。モンゴル行宮(あんぐう)料理,故郷(ノタガ)という不思議な読み方のお店です。 店に一歩踏み込んだ途端,に . . . 本文を読む
ネットにこんな記事がありました。モンゴルの希望と苦悩(TNN田中宇の国際ニュース解説) モンゴル人は、家系を大事にする人々だった。貴族ばかりでなく貧しい人々も、祖先は偉大な人物だったと思いたがった。こうした状況を放置すれば、たとえ貴族を処刑し、教科書から名前を消し去っても、いずれチンギスハーンは人々の頭の中によみがえり、ソ連の支配を嫌う民族主義が勃興しかねない。そう考えたソ連は1925年、モンゴ . . . 本文を読む
創氏改名は今韓国では,「韓国人の名前を奪った」ものとして,日帝時代の悪政の代表的なものとして指折られています。では,当時の人々は実際にどう感じていたのか。 呉善花『生活者の日本統治時代』(三交社2000年)という本では,当時の生き証人たちへのインタビューが出てきます。そこから創氏改名に関するものをあげると…韓国人の証言1 「法律的には希望者にかぎるとなっていても、無言の圧力がありました。…変えな . . . 本文を読む
朝鮮人の中にも,少数でしたが日本の皇民化政策に賛成する人がいました。現在の韓国では親日派として断罪されていますが,当時の情勢においては,「独立をあきらめ,日本の一部として自治を拡大していく」というのは,現実的な選択肢の一つだったわけです。『毎日新報』(朝鮮語版、昭和十五年二月二十日)「創氏と私」(李光洙・香山光郎) 私が香山という氏を創設したことに対して、ある人は面と向かって、ある人は手紙で、私 . . . 本文を読む
ところで,創氏改名を扱った小説に,梶山季之『族譜』があります。映画化され,私もずいぶん前にテレビで放映されたものを見た記憶があります(が細部は覚えていません)。 これは,水野著『創氏改名』でもとりあげられています。 梶山は朝鮮生まれ,15歳まで朝鮮で暮らしていますが,創氏改名が実施された1940年はまだ10歳。1952年に発表されたこの作品は,実際に経験したことというより,後に入手した資料をもと . . . 本文を読む
以前ご紹介した水野直樹著『創氏改名』(岩波書店,2008→リンク①,②)が韓国で翻訳されたようです。次は,朝鮮日報にでた書評(→リンク)からの抜粋。(前略) 日本の京都大で教授を務める著者は、まさにこの点から「創氏改名」の隠された意図がうかがわれる、と語る。単純に朝鮮人の名前を日本式に変えるにとどまらず、姓という「宗族」の単位を氏という「家」の単位に解体し、婦人や婿養子も同じ氏で呼ぶようにするな . . . 本文を読む
奥さんの病状が悪化してきた中国人の友人。(→リンク)「今日は病院行くの?」「いえ,明日行きます」「じゃ,一杯やろうか」というわけで,件のタイ料理屋へ行ったのでした。「で,ご両親には話したの? 結婚のこと」「いえ,まだです。父はとにかく大反対だから」「そう。一人っ子だからね」「僕は一族の中で唯一の息子なんですよ。子どもが産めないのは困るって。それに僕が苦労するだろうからって」 韓国と同じ儒教的な考 . . . 本文を読む
一週間ほど前に見つけたタイ料理屋さんに,中国人の友人と行きました。 池袋にあるタイ家庭料理の店,タワンドーン。タワンは太陽,ドーンは日が昇ること。タイ人のアジュンマが一人でやっているこぢんまりとした店です。「先週の土曜日も来たんだけど,閉まってたね」「昼はやらないのよ。夜だけ」 連れとメニューをめくりつつ,シンハービールに,蟹のカレー炒め,タイ風オムレツを頼みます。「空いてるね」「日本は不景気で . . . 本文を読む
ノーベル賞関連の記事で,名古屋大学が注目されています。ノーベル賞受賞者3人を輩出、地方の名門・名古屋大学(→リンク) 韓国には「地方の名門大学」が少ない。 ソウル大学,一極集中です。 もちろん,地方にも釜山大学をはじめ,いくつかの国立大学がありますが,人気がなく,地方の優秀な学生はだれもかれもソウル大学(またはソウルの名門私立大学)を目指します。 日本には,芸術系,医学・歯学系,工学系,外国語系 . . . 本文を読む
日本人科学者4人がノーベル賞をとったというニュースに,さっそく韓国の新聞が社説でとりあげました。 韓国は長年ノーベル賞獲得が国家の悲願でした。やっと金大中元大統領がとりましたが,これは「平和賞」。やっぱりノーベル賞は科学分野じゃないと…。2000~2002年に日本人が立て続けにとったときも,さまざまな議論が闘わされました。まずは中央日報【社説】16人目のノーベル賞を受賞した日本(→リンク) 日本 . . . 本文を読む
韓国に行くと財布が厚くなる。 急に金持ちになるはずもなく,たんに1万円を両替すると,10枚になっちゃうからです。 韓国の最高額紙幣はいまのところ10000ウォン。これは韓国の人たちも不便に感じているのでしょう,高額紙幣発行の話は前からあり,やっと実現することになっていました。 ところが…。10万ウォン札発行計画ストップ(朝鮮日報→リンク)その理由は「独島がない」ことなのだそうです。 韓国政府が来 . . . 本文を読む
世界同時株安と同時に,ウォンの独歩安が目立っています。 10月9日の東亜日報日本語版の見出しは,株価は今年最安値…為替は10年ぶりのウォン安水準(→リンク) 東亜日報の日本語版は,右上の「KOREAN TEXT」ボタンをクリックすると韓国語版が見られるので便利です。주가 연중 최저 환율 . . . 本文を読む
日本語に,「~してみる」という表現がありますね。 目で「見る」わけじゃなく,「試しに~する」という意味の。 韓国語にもそっくりの表現があって,やはり動詞の連用形(ア/オ型)に「見る」という意味の補助動詞ポダをつける。「~ヘ+ポダ」という形です。ヘ バンヌンデ モッテッソ해 봤는데 못 했어.(やって . . . 本文を読む
長期の韓国駐在から帰任して様変わりしていたのがビール。ビールもどき,というか従来とは違う原料,製法の新型ビールが百花繚乱。 韓国駐在中は,日本のビールはとても高かったので,もっぱら韓国産ビールを飲んでいました。韓国3大ブランド(OB,ハイト,カス)はどれも薄口で,味にほとんど差がない。まあ,私の飲み方は,とりあえずビール,あとは焼酎,つまりビールは前座扱いだったので,味にこだわることもありません . . . 本文を読む