夜のひととき、
おへやでしずかに、ししゅう（かんじ：詩集）
をよんでいると、
どこからともなく、
あまい香りが 流れてきました。
外に出てみると、
道をはさんだ反対がわの小さなこうえんに、
クチナシの白いお花がたくさん咲いていました。
家まで香りがとどきました。
バラじゃないけど、
バラの詩が口をついて出てきます。
「ああ
はるか よるの
そうび （薔薇）」 （八木重吉）
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すてきな香りにつつまれて、
クリンねます。
ばらのもようのおフトンで、
おにいちゃんと ネンネします。
ぎゃっ、つぶれる＝
