先週から、
チットとクリンでまわしよみしている、
「八木重吉の詩集」は、
チットのしょく場のえらい人が、
しょうかいしてくれた本です
<雨>
「 窓をあけて雨をみていると
なんにもいらないから
こうして 穏やかな気持ちでいたいとおもう 」
入院中、
このみじかいポエムが、上司の体のかいふくを、
助けてくれたそうです。
上司は理系なのに、
文学・芸ジュツ方面にくわしく、
クリンなど、
きいたこともなかった、「木田金次郎」という絵かきが
好きなのだそうです。
木田きんじろうは、
ありしまたけお(かんじ:有島武郎)という作家の、
「生まれいずる悩み」というお話の、
主人公のモデル。
北海道はいわない(かんじ:岩内)の人です。・・・・いわないでね
いんしょうハっぽい、しらかばハっぽい絵です。
チットは、
お父さんがしゃこたん(積丹)出身なので、
キンジロさんに、多少のごえんをかんじているもようです。
ポエムの「じゅうきっつあん」も、
多摩市のおとなり、町田市の人だもんで、
クリン、しんきんかんをおぼえます。
絵でも、
おはなしでも、
だれも知らない世界をえがけることは、もちろんすばらしく、
だれもが知っている世界をえがけることも、また、すばらしい。
って、
前に、おにいちゃんが言ってました。
若い人と若くない人では、
求めるものもちがってきて、
ミチのせかい・キチのせかいのどちらもが、
みんなの人生のどこかに、
ゆめを与えてる、
って、おにいちゃん言いました。
だからクリンも、
「あっ、そうそう」って、
よんだ人がほほえんでくれるような、
たまの話をかけばいいんだって、
わかりました。