千年の時をこえ、今に伝えられる
「王者の蒐集品」
たぐいまれなる・才のう(能)を示す
「画家の作品」
どれも
たましいをふるわす、「芸術品」ですが、
時として
美のプロフェッショナルの作品よりも
心打たれる、「一般人の製作」があり、
(芸大美術館→http://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2012/gaman/gaman_ja.htm)
太平洋せんそうが、はじまってすぐ、
アメリカに住んでいた日本人は
かくり(かんじ:強制収容)され、
「財産と自由」を うばわれました
思われたのです。
そんな・ひげき(悲劇)の 人たちが
「終戦」までの何年間か
ひっし(必死)にくらした・日々の中、
作り上げた・品々が
今回、あつめられました
おそれながら
そのざいりょう(材料)は
その辺の木で、
おきもの(置物)をつくり、
こんな・すばらしいたんす(箪笥)まで作って、
くらしのしつ(質)を たもとうとしました。
それは、
どんなくらしの中でも
そうい・工夫をわすれない「気質」も さることながら、
子どもたちに
「非常時」をかんじさせぬようにとの、
気づかいでも あったのです
石から作った「すずり(硯)」や、かみや布で作った「日本人形」に
プライドがにじみます
ご先祖をまつるのだって
女子として
いちばん・かんどうしたのは、
貝や、豆に色をつけた
くたくたになるまで
はたらいても
忘れなかった、「よそおう心」
わが、クリン家でも
おにいちゃんのアンヨが切れて
ビンボウしてたころ、
チットは、
たまのお休みに、
シュシュやアクセを、作っていました。
その・女心に
ジーンときた、と
チットは言ってました