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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

紫の上を花にたとえると・・~クリン源氏物語・7

2014-05-27 | クリン源氏物語

せっかく見つけた、かわいい恋人

死なせてしまった

「光源氏」。

しばらくは、

本当におち込み

けんこう(健康)を 害してしまうほど・・。

200pxch5_wakamurasaki_3 そんなある日、病気のキトウ(祈祷)で おとずれた北山で、

ゲンジは、

「運命の少女」と 出会います。

むらさきの上(かんじ:紫の上)です

Img_4942 (イメージ:かばざくら(樺桜)

むらさきの上

宮さまの娘ですが、

母の身分が低く

北山のお寺に あずけられていました。

このとき、

まだ「10歳」 でしたが、

Img_5190 ものすごい美少女で、イキイキしてて

こんな所に うもれさせては

もったいない 女の子

さらに

「初恋の人・藤壺の宮」の めいだと

わかると、

光ゲンジは たまらなくなり、

「この子を引き取って、

 藤壺の宮のような、

 完璧な貴婦人に育てたい

ネツボウ(熱望)します

Img_4939 手しおにかけた、むらさきの上は、おもわく通り、

この上ない・きふ(貴婦)人に 成長します

・美しさ、

・思慮深さ、

・やさしさ

どれをとっても、まんぞくの、

「光源氏の、理想の女性」

世間からも、

「源氏の君の 一の人」と みとめられました。

Img_5191 彼女は、生がい(涯)、

ゲンジの 女性関係に

なやむことになるのですが、

どんな時でも

山あいに咲く、かばざくらのように

ハッとする・みずみずしさ

心と

すがたに

もちつづける、

「物語中、最高の花」です

(※次回は、末摘花です)

 

 

 

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