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談話室滝沢の思い出(東京レトロ喫茶巡り・33)

2023-09-27 | まち歩き

新宿で、年配の男性とお茶をする 

というと

 なつかしく思い出すのが、談話室滝沢(だんわしつ・たきざわ)」です。

このお店、

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、

新宿に1966年~2005年まであった・きっさ(今考えると、非常に特徴のある喫茶)店で、

働くおじさんや、

「定年したけど嘱託でまだ働いています」という・おじいさんたちが

仕事の話を とっくりしに来る

ドリンクすべて一杯千円の、まさに、談話室した。

🍵

内装は、

広いフロアにソファー席が たて(縦)ならびしていて、

天井には蛍光灯カラーの照明

床はモスグリーンのじゅうたん、

「受付嬢か」ってくらい訓練を受けた、女子店員さん。

 

会社の重役室にでも入った気がする、昭和のオフィスっぽいお店でした。

 

🍘

うちのチットは20代前半のころ、

大学の先生や上司に連れられて

何度か、談話室滝沢の新宿店や池袋店に入り、

忘れられない印象を受けた、といいます。


滝沢世代のおじさまから拝ちょう(聴)した、
長く・ありがた~いお話は、

「女の子は早く嫁に行き、家庭に入るのが最良

という人生訓に 

帰結していたけれど、

 今考えると、善意で言ってくれてたんだなって、

つくづくわかるよね。

女性が長く働き続けるってけっこう大変だし、どこかで迷路に入る時があるものだから・・」

チットは、その時と

すでにきせき(鬼籍)に入られた・いく人かを 

なつかしんでいました。

 

滝沢なきあとは、

「喫茶室ルノアール」が そのお客さんたちを引き継いだものと 

見られますが、

滝沢とは、

やっぱり・だいぶちがいますね。


 

今、滝沢の跡地には、つばきや(椿屋珈琲店)が入っています。

 

 

(※次回は、その椿屋珈琲店」の本店、銀座店にまいります🐻

 

 

コメント (20)
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