閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ヴェンデッタの卵

2007-02-20 09:16:46 | 日々

「V・フォー・ヴェンデッタ」という映画を見たら、
気になってしかたがない、卵トースト。

ご覧になった方は「ああ、あれ!」ってわかると思います。
ヒロインのイヴィーの朝ごはんに「V」が作る、あれ。
(仮面に花模様のエプロンが妙に不気味可愛いかった…)
すごく美味しそうだったんだけど、どうやって作るんだろう?

薄切りトーストの真ん中に目玉焼きがのっているのです。
別々に作ってのせるんじゃなく(それは「ラピュタ」だっけ?)
パンに卵がのった状態のものをフライパンで焼いているの。
不思議なのは、目玉焼きなのに、盛り上がっていない。
パンの表面とほぼフラットになじんでいる。
でも、目玉焼き。絶対にフレンチトーストではありません。
イヴィーはパンを手で持ってかじる。
持ち上げても目玉焼きは落ちない…。
Vのせりふから察するに、それはイギリスの伝統料理らしい。
あと、わかることは「バターを使う」ということだけ。

で、試してみました。
フライパンにバターをとかし、パンを置き、
その上に卵を割り落とす。
と…おっとっと、卵がすべり落ちる!
だいたいこれではパンが焦げるだけで
のせた卵はちっとも焼けませんよ。
えいっとひっくり返したら卵はあっというまにつぶれました。
(「これじゃないー!」と言いながら食べる。
Mは映画を見なかったので何のことやらわからない様子)

そのあと、レシピをいろいろ検索してみたのですが、
正式名称がわからないので見つからないの。
それで、映画のサイトに行ってみたら、ありました!
やっぱり、これ、見た人は気になるのね。
そして、ちゃんと作り方を知ってる人もいて。

正解は、
「パンの真ん中を丸くくりぬき、そこに卵を割り入れる」。
…そうだったのか。
まるでコロンブスの卵みたいな話。
早速やってみたら、うまくいくではありませんか。
裏返しても黄身はつぶれません。
できたぞ、Vトースト!

くりぬくのはコップでぎゅっとやったのですが、
抜いた丸いのはどうするのか、それは映画にも
どこにも出てこなかったので、フライパンの端で
一緒に焼いて蜂蜜つけて食べました。

コメント
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